kumamoto Football Journal

【additional column 12】10年目のシーズンが始まる。

熊谷雅彦

新年のご挨拶が遅くなりましたが、みなさん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

 

さて、2017年のチームが明日から始動します。新チームになって初めてのトレーニングの様子、2年目の指揮となる清川浩行監督のコメント、そしてその後に行われる新体制発表の様子は、あらためてこちらでレポートする予定です。

 

そんな新しいシーズンが始まる直前のタイミングで、クラブから今日、2人のスタッフの退任のリリースが出ました。1人はトレーナーの佐藤朋之さん、そしてもう1人が主務の熊谷雅彦さんです。

いずれも長きに渡ってチームを支えてくれた功労者です。それは、すでに退任が発表されていた松本純一フィジカルコーチも同様でした。

特に熊さん(あえてそう書きます)は、クラブから発表になったリリースで本人も述べている通り、選手としてもチームを引っ張ってくれた存在でした。

忘れられないのは、2005年の全国地域リーグ決勝大会決勝ラウンド第2戦、バンディオンセ神戸戦で見せたきれいなミドルシュート。JFLに上がってからも「熊のミドル」は本当に頼もしい一発でしたが、あのバンディイオンセ戦でのミドルがなければ、今のロアッソはなかった、といってもいいくらいの価値のあるシュートでした。

JFLに2年、そしてチームをJ2に上げて1年プレーして引退したあとは、運営、広報、現場と、黒子に徹してチームを支えてくれました。一方、一緒にサッカーをしたりお酒を飲んだりする機会に見せる親しみやすいキャラクターも、熊の魅力だったように思います。本当にありがとうございました。

 

2017年は、チームがJ2に上がって節目となる10年目のシーズンです。昨年味わった辛さはバネにして、ここまで歩んで積み重ねてきた決して軽くない歴史を、新たなメンバーで紡いでいくことになります。

今シーズンもチームの周りの様々な情報をお届けします。

 

ロアッソ10年

2006年5月21日のJFL・FC刈谷戦スターティングメンバー。後列左から、朝比奈伸、熊谷雅彦、大瀧直也、福王忠世(★藤枝)、飯倉大樹(★横浜FM)、関光博(★鹿児島)、前列左から米山大輔、森川拓巳、市村篤司(★讃岐)、森一紘、高橋泰。★は今も現役の選手。この時のエスコートキッズ中に9歳の子がいたなら、今年成人を迎えることになります

 

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