kumamoto Football Journal

【INTERVIEW】飯田正吾・チーム統括部長(前編)

2017編成の狙い

J2へ上がって10年め、清川体制2年めとなる新シーズンを迎えた熊本は、2月26日の開幕に向けて始動。チームの状況は今後少しずつお伝えしていきますが、まずは新チームの編成の狙い、強化を意図したポイントについて、チーム統括部長の飯田正吾氏に話を聞きました。前編、後編の2回に分けてお届けします。(取材日:2017年1月13日)

 

——まず、昨シーズンの数字はどう捉えているんでしょうか?

飯田 J1昇格を目標にしてスタートしたという部分では、結果としては満足いくものではなかったと思っています。これは言い訳になりますが、やはり震災以降、7月から9月中旬までの2ヶ月半で17連戦を強いられて、どうしても体力的、メンタル的なものも含め、試合が終わって反省する前に次に進まないといけない、そういうサイクルの繰り返しで、ただ試合をこなしていかないといけないという状態でした。そのなかで結果が出ないとなると、勝点1でもOKという考え方に切り替えて、今シーズンは残留だという風に戦っていったことを考えれば、このステージにまた残れたということは非常に価値のあることだったと感じています。

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