「ゼルビアTimes」郡司聡

【連載・元町田戦士の現在地13】増田繁人選手②(アルビレックス新潟)『新たなるチャレンジ』

■明治安田生命J1リーグファーストステージ第12節・5月14日(土)14:04キックオフ
埼玉スタジアム2002/33,763人
浦和レッズ 0-0 アルビレックス新潟

 

▼あの日の記憶を乗り越えるために

2015シーズンの昨季、FC町田ゼルビアでJ3ながらも1シーズンを主力で戦い抜くという経験を積んだ男は、期限付き移籍から復帰を果たしたアルビレックス新潟で確固たる地位を築くために奮闘している。5月14日に開催されたJ1リーグファーストステージ第12節では、目下1stステージで首位を走る浦和レッズの敵地へと乗り込んだ。

空席が目立ったとはいえ、浦和のホーム・埼玉スタジアム2002は、3万3,763人の観衆が集っている。決して相手サポーターの圧力に屈することなく、増田繁人は4バックの右CBとして先発のピッチに立っていた。試合前、彼は自らを奮い立たせるかのように、手を叩きながら周囲のチームメートを鼓舞している。14:04、試合開始の号砲が鳴った。

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