「ゼルビアTimes」郡司聡

【★無料公開・小野路便り】4年目のシーズンへ。相馬直樹監督と契約更新で合意

▼さらなる“長期政権”も視野に

クラブは11月11日、相馬直樹監督との契約更新が合意に達したことを発表した。来季2017シーズンで相馬監督が指揮を執るのは4シーズン目になる(2014年就任の“第二次政権”から)。

監督としては“J2初挑戦”となる今季、シーズン序盤には11戦無敗を達成するなど、一時はクラブ史上初のJ2リーグ首位も記録。J2リーグに“ゼルビア旋風”という新風を吹き込んだ。相馬監督率いる町田は現在、第40節を終えて、J1昇格プレーオフ圏6位に肉薄する7位と健闘するなど、指揮官は小規模なチーム人件費でJ2の上位を戦えるチームを作り上げている。

クラブの唐井直GMは、「統一感のあるチームを作ってくださっていますし、J1、J2を通じて、数少ないアクションの起こせるスタイルを築き上げた上で、結果も残し続けてくれています。ぜひ、長くやり続けていただきたいという意向を持っています」と話すなど、さらなる“長期政権”も見据えていることを示唆した。

今季はまだ2試合を残しているが、J2・2年目の来季はさらなる厳しい戦いが待っている。“第二次相馬体制”4年目は、“継続性”を武器に、猛者が集うJ2リーグを戦い抜く。

Text by 郡司 聡(Satoshi GUNJI)
Photo by ©︎FC町田ゼルビア

【プロフィール】
相馬 直樹(そうま・なおき)
1971年7月19日生まれ、45歳。静岡県清水市出身(現・静岡市)。現役時代は鹿島、東京V、川崎Fでプレー。右利きの左SBとして、1998年フランスW杯にも出場するなど、日本を代表する名プレーヤーの一人だった。 指導歴は川崎F.U-18アドバイザーコーチを経て、2010年町田の監督に就任。その後、川崎F監督や山形ヘッドコーチを歴任し、2014年町田の監督に復帰。3年目となる今季は、一つの目標だったJ2残留を果たし、J1昇格プレーオフ圏に肉薄する順位につけるなど、その手腕が高く評価されている。

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