「ゼルビアTimes」郡司聡

【★無料公開】【マッチレビュー】Fリーグプレーオフ第1ラウンド・町田vsすみだ/ペスカドーラ町田、プレーオフ第2ラウンド進出。昨季王者・名古屋オーシャンズとファイナル・ラウンド進出を懸けた戦いへ

■SuperSports XEBIO Fリーグ 2016/2017 プレーオフ・1stラウンド2月24日(金)19:30K.O.
墨田区総合体育館/1,835人
ペスカドーラ町田 7-2 フウガドールすみだ
【得点者】すみだ/9:13 渡井博之、33:04 ボラ 町田/00:48 森岡薫、10:37 森谷優太、14:50 滝田学、15:34 金山友紀、30:34 ピレス・イゴール、37:54 横江怜、38:16 本田真琉虎州

 

▼効果的な加点ですみだを撃破

 

Fリーグのレギュラーシーズンを3位で終えたペスカドーラ町田は、墨田区総合体育館で開催されたプレーオフ第1ラウンドに臨み、4位・フウガドールすみだとの決戦を制して、2月25日開催の第2ラウンド進出を果たした。

開始早々の48秒。森岡薫が左足のシュートをブチ込み、先制点を奪ったものの、9分13秒にフウガドールすみだの渡井博之に同点弾を浴びてしまう。しかし、追い付かれた直後の10分37秒。森谷優太が左足のシュートを沈めて勝ち越しに成功した。

追い付かれても短時間で突き放したことにより、試合のペースを握った町田は、前半のうちに滝田学、金山友紀が加点。前半を4-1で折り返すと、後半は残り時間約15分の段階でパワープレーを敢行したすみだを尻目に、“パワープレー返し”の連発で最終的には7-2の快勝を飾った。

「相手はどこでもいい。とにかく優勝したい」(森岡)。Fリーグの頂点まであと2勝。町田は2月25日、墨田区総合体育館でプレーオフ・ファイナルラウンド進出を懸けて、名古屋と対峙する。

Photo&Text by 郡司 聡(Satoshi GUNJI)

【選手コメント】

■FP 13 中井 健介
「前からガンガン積極的に行って、先制点を取れたことで、そのままの勢いで試合に入れたと思います。(縦に長い距離を走ってボールを引き出し、チーム3点目を導いたプレーについて)相手が攻撃を終わったあとにカウンターで前線を脅かし、イゴールが良いスローインをしてくれたことでうまく前にボールを運ぶことができました。滝田さんがあの位置に走ってきてくれたことが良かったと思います。自分の持ち味を生かせた形でしたし、イゴールが良いスローイングをしてくれるという特長が組み合わさって、ゴールという形に結実したと思います。どの試合でも狙っている形です。

(アウェイの空気はいかがでしたか?)東京開催ということもあって、あまりアウェイという感じはしませんでした。町田の人たちもたくさん応援に来てくれたことで、アウェイ感を消してくれたと思います。大型連勝はないですが、2017年に入ってからは勝利を積み重ねられているので、その勢いのままプレーオフにも入ることができました」

 


■FP 3 森谷 優太(町田)
「点を取られたあとにすぐ点を取り返せたことで、チームとしても失点をそこまで引きずらずに良い流れを継続できたと思います。先制点も比較的早く取ることもできましたし、球際の強さもチーム全体で見せられたと思います。非常に良い入りができたと思います。チーム全員で1試合1試合出し切ることを意識しています。明日の試合もありますが、メンバーの変更もあるでしょうから、目の前の試合で全力を出し切ることだけを考えています。一人ひとりが今日のような試合の入りができればと思います。とにかくブレずに明日の試合で全力を出し切ることを考えて、チーム全員で戦いたいです。誰が出てもディフェンスの面で強く行けていると思います。それが好調の要因だと思っています」

 

■FP 10 森岡 薫(町田)
「(調子が良さそうですが?)けがから復帰して、元のコンディションに戻っただけの話です。名古屋の10連覇を阻止したいというよりも、純粋にFリーグで優勝したいという思いがあるだけです。名古屋はこういうタイトルが懸かった試合に出てくるようなチームであることは分かっています。今日のように点差が開いたあとのような試合をしていては、名古屋戦は苦しい試合になってしまうと思います。それを修正して試合に臨みたいです。ラクな試合になるとは思っていません。とにかく相手はどこでも勝ちたいです」

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