長崎サッカーマガジン「ViSta」

【無料掲載】「諫早市サッカー場」クラブハウス の概要と募金プランレポート

8月14日、V・ファーレン長崎は「トランスコスモススタジアム長崎」で「諫早市サッカー場 クラブハウス建設募金」に関する記者会見を行った。今回は、会見の内容とその後の取材をもとにレポートしたい。

今回、発表されたクラブハウスの概要は以下の通り。
<機能>
V・ファーレン長崎トップチームクラブハウス、V.V.NAGASAKI総合型地域スポーツクラブ事務所、県民交流(飲食・情報発信)スペース、諫早市サッカー場管理の機能を備えた併用施設。
<構造>
木造2階建て 計画延べ床面積824.00㎡(1F:470.00㎡ / 2F:354.00㎡)
<諸室>
管理室、会議室、食事兼ラウンジ、トレーニング室、医務室、ロッカー・シャワー室、トイレなど

1Fレイアウトプランの右側の赤い矢印が選手クラブチームエリア入り口。左の青い矢印が一般利用者エリア入り口。

本クラウハウスの特徴の一つは、クラブハウス内に「選手・クラブチーム専属エリア」と「一般利用者」エリアが併存していること。公設である「諫早市サッカー場」の敷地内の建設スペースに建設されることからもわかるとおり、1サッカークラブの施設というよりも、地域の交流スペース内にクラブ用施設があると捉えた方が正しいかもしれない。事実、災害時の地域住民避難所としても構想されており、非常用発電装置(マグネシウム空気電池)なども設置される予定となっている。

気になる建設スケジュールは、2016年8月から建設募金の受付を開始。同年10月に募金受付を終了し、併せて資金調達完了開発許可と設計を完了。11月に各手続きを行った上で着工し、2017年3月の完成を予定している。

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