長崎サッカーマガジン「ViSta」

【ViStaコラム】天然芝の生育システム・オーバーシードのビフォア・アフター。

スタジアムやトレーニング場の夏芝は、秋口から徐々に枯れ始めるため、夏芝のピッチに冬季でも生長する冬芝の種子を蒔いて緑の芝生を保つことを「オーバーシード」という。冬芝の種子を蒔いたあと、ピッチに負担をかけずに芝を生育する期間(養生期間)は、トレーニング場が使用中止になるので、オーバーシードによる劇的変化を感じることは競技者以外はあまりいないのであるが、今回はそこを少し写真で見てもらいたい。

これが10月12日時点でのV・ファーレン十八銀行フィールドのピッチ。

芝の枯れなどが見え始めている。
この週末を最後に、V・ファーレン十八銀行フィールドはオーバーシードのために、しばらく使用できなくなり、チームは10月19日から多良見町の諫早市サッカー場へ移動。

これがその時の諫早市サッカー場の写真。

こちらも夏芝なので、少し枯れが見え始めている。

その1週間後がこの状態。芝の枯れが一気に増えているのが分かるだろう。

そして、その5日後にV・ファーレン十八銀行フィールドに行ってみると・・

一気に回復しているのが分かるだろう。これが冬芝が生育された状態。この時はまだ芝生を刈っていないので長めで、余計に緑鮮やかに感じる。

こちらが今月の16日の様子。

芝もカットされているが相変わらず綺麗な状態である。

V・ファーレン十八銀行フィールドのオーバーシードが終わると、今度は諫早市サッカー場もオーバーシードされる。こうしてピッチの状態が保たれているのはありがたい限りだ。

reported by 藤原裕久

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