長崎サッカーマガジン「ViSta」

高円宮U-18サッカーリーグ長崎県1部 V・ファーレン長崎U-18 vs.長崎総合科学大学附属高校2nd

11月27日(日)、長崎市の田中町人工芝グラウンドで延期となっていた「高円宮U-18サッカーリーグ長崎県1部」の第14節が行われ、首位のV・ファーレン長崎U-18(以下:V・ファーレンU-18)と2位の長崎県総合科学大学附属高校2nd(以下:長崎総科大附2nd)が対戦した。

すでに長崎県1部リーグ初参戦での優勝を決めて、12月に行われるプリンスリーグ九州入れ替え戦へ挑むことが決まっており、「今日が今季最後の県リーグの試合だが、本当に最後にするぞ(原田武男監督)」というV・ファーレンU-18に対して、1,2年生主体ながらV・ファーレンU-18の無敗でのリーグ制覇を阻みたい長崎総科大附2nd。

試合は、V・ファーレンU-18がボールを持ちながらも、長崎総科大附2ndの手堅い守備と長いボールを使った戦い方に苦戦。さらに長崎総科大附2ndは、V・ファーレンU-18のMF野中魁、FW岡野凛平といったタレントにもしっかりとマークをつけ、ゴール前でスペースを与えない守りでゴールを守っていく。V・ファーレンU-18が何度か作ったチャンスも、長崎総科大附2ndのGK中村拓人の好セーブの前に得点を決めることができない。

後半、堅い長崎総科大附2ndの守りを崩そうと、V・ファーレンU-18はボールを動かすスピードをあげ、中央からの攻め手を増加。これが得点に結びついたのは58分。MF水田光星が思いきり良くミドルシュートしたボールは、GK中村の手に当てるもそのままゴールインしてV・ファーレンU-18が先制に成功。しかし、ここから長崎総科大附2ndは球際の激しさをさらに増して反撃に転じると、80分に得たPKをMF中村聖鷹が決め同点に追いつく粘りを発揮。

1-1となったところで原田監督は、得点を狙いCBの藤武剛をあげてのパワープレーを指示。この采配がズバリ成功し、アディショナルタイムにMF冨永恭平のロングフィードからFW岡野がシュートを流し込んで勝ち越しに成功。さらに2分後、DF藤武がダメ押しゴールを押し込みV・ファーレン長崎U-18が3-1で勝利。初参戦となった県1部リーグで無敗優勝の快挙を達成した。

reported by 藤原裕久

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