長崎サッカーマガジン「ViSta」

【トピック】2017シーズン第1回サポーターズミーティング ~2016年度赤字見込みと取締役2名辞任を発表。


V・ファーレン長崎は、2月8日(水)に開催した「2017シーズン 第1回サポーターズミーティング」で2016年度財務の赤字責任を取るとしてゼネラルマネージャー兼取締役の服部順一氏と岩本文昭取締役の辞任が発表された。また、事前に受付けたサポーターの質問状に応える形で、現在、Jリーグから外部監査を受けていることが明かされた。

サポーターズミーティングの冒頭で説明された経営状態によると、2016年度の営業収益は7.4億円(見込み)で営業費用は8.8億円(見込み)で現在、1億4000万円の赤字。決算までには赤字幅の圧縮を見込んでいるという。今後、クラブは営業体制の強化などを打ち出していく方針。

また、事前にサポーターから募集した71個の質問について、回答書中で外部監査を受けている最中であることを記載しており、それに関する質疑応答でJリーグから外部監査を受けていることが説明された。Jリーグの外部監査については、昨年からJFAやJリーグへクラブに関わる複数回の投書が行なわれたことがキッカケで、株式会社V・ファーレン長崎、一般社団法人V・V・NAGASAKIスポーツクラブについて行なわれているとのこと。

取締役の辞任や外部監査を受けていることについては、サポーターミーティング開催の時点で選手、株主へのまだ説明されておらず、クラブは「以前から約束していた取締役がサポーターミーティングに出席できないことを説明するために発表した」としている。

クラブにとって開幕3週間前にむかえた大激震とも言えるニュースだが、一刻も早い事態の沈静化のため、クラブには適切な対応を期待したい。

reported by 藤原裕久

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