長崎サッカーマガジン「ViSta」

【コラム】J2第4節 長崎対金沢観戦記

前節に退場者を出して逆転負けした嫌な流れを引きずらないためにも重要だった金沢戦。田代真一、田上大地の出場停止以外にも出場するには厳しい状態の選手もおり、スタメンを決定するのも難しいゲームだったが、高木監督は敗戦を恐れて守備的に入るのではなく、リスクを抱えても勝ちに行く強気な采配を選択した。

それも最も象徴するのが、養父雄仁の起用だったと思う。養父はキックの質、ゲームセンスに関してはチーム内で「最も敵にしたくない」と言われる選手だが、運動量や守備という部分は決して得意ではなく、点を取りにいってこそ価値を示すことができる選手だ。その養父を起用するということは攻めに行く、勝ちにいくことを強く打ち出したメッセージであり、この姿勢が開始4分、木村裕のゴールを呼んだのだと思う。

(残り 797文字/全文: 1133文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ