長崎サッカーマガジン「ViSta」

【コラム】DAZNによるJリーグ中継から約2ヶ月

今季から始まったDAZNによるJリーグ中継。当初は「中継が途切れてライブ観戦は厳しいのではないか?」、「中継のクオリティはどうなのか?」といった不安があり、実際に当初は上手く中継できないトラブルもあったようだが、徐々に落ち着いてきていると思う。もちろん、まだ観戦の途中で中継が止まることもあるけれど、安定度は格段に向上してきていると言って良いだし、中継の質的にも問題は感じない。録画ができないという問題はあるが「見逃し配信」があり、心配された「見逃し配信」から試合過去の試合がすぐに無くなるということもなく、ライブラリ的な活用にも対応できている。

他にもハーフタイムに監督コメントが流れるなど新たな試みもあり、開幕前から考えるとかなり安心できるコンテンツになったと思う。機能的にはまだ物足りないという人もいるだろうし、やはりテレビで・・という人も多いだろうが、DAZNは、視聴できる媒体が基本的にスマホ、タブレット、PCが中心であり、値段的な部分を考えても「いつでも、どこでも見られる」という点を最大の特徴として売り出すサービスなので、そこはある程度は割り切るというか・・受け入れることも大事かなと思う。実際、値段的・設備的にこれまでJリーグ中継を諦めていたが、DAZNに加入したという知人も複数いる。これで地元局の地上波による中継が増えてくれれば、テレビ中継に慣れ親しんだ層も満足だろう。

特に長崎は今季1度もJリーグ中継が地上波であっていないので、ぜひ期待したい。興味はあるけれどDAZNと契約していないという層が地上波の放送を見て、スタジアムへ足を運び、DAZNにも契約というサイクルを作れれば理想的なのだ。

reported by 藤原裕久

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