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【レビュー】J2第30節京都3-3千葉@西京極「プレー内容は向上。停滞の季節を抜け出せるか」(文:西部謙司)2014/09/07

■激しい点の取り合い

 激しい雨の中での激しい点の取り合いでした。森本貴幸のヘッドで先制した千葉でしたが、後半に同点に追いつかれます。森本とオナイウ阿道の2トップでスタートしましたが、まずここでオナイウを町田也真人に代えてシステムも[4-2-3-1]へ。さらに森本をケンペスに交代します。

 京都がCKから逆転すると、千葉は2回目のシステムチェンジ。兵働昭弘に代えて山中亮輔を投入します。谷澤達也、ケンペス、山中の3トップに配した[4-3-3]になりました。ここから攻撃の迫力が増して、山中のブレ球ミドルのこぼれをキム・ヒョヌンがゲットして2-2。85分にCKのクリアボールを井出遥也がボレーで叩き込んで3-2。

 ところが、これでは終わらなかったんですねえ。ロスタイムも終わりの94分、スローインをフリーの田中英雄につながれ、クロスボールをドウグラスがヘディングで決めて3-3、土壇場で追いつかれてしまいました。

■集中の欠如

 千葉の先発は前節の水戸戦と同じです。前節は勝ったとはいえ内容が良くなかったので変えるかなと思ったのですが、まったく同じ11人でした。

千葉 先発フォーメーション

[4-4-2]
オナイウ 森本
谷澤 井出
佐藤健 兵働
中村 山口智 キム 大岩
岡本

(残り 1702文字/全文: 2220文字)

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