【レビュー】J2第23節千葉1-2群馬@フクアリ「山口智再加入以来の衝撃。サムライがやってきた」(文・西部謙司)2,985字 2015/7/13
●サムライが来た
試合後、「ふっと、気の抜けたプレーがあった」と言及した富澤清太郎は、「その原因は?」と聞かれて、「経験でいえば、私生活が安定していない選手は90分間で集中の切れる回数が多い」と答えていました。
「日常生活からすべてをかけてやる。本気で昇格したいなら、そうしないと叶わない。(横浜F・マリノスでは)すべてを捧げてやったけど、それでも優勝はできませんでしたから」
サムライが来ましたね。加入して4日目ですが、富澤はもうチームの中心といっていいでしょう。課題だったビルドアップが改善されました。メンタルの面でもチームに喝を入れる存在になりそうです。
ただ、試合は1-2で落としてしまいました。ボールを支配しながら、カウンターとミドルにやられています。内容は悪くない、というよりかなり改善されています。一方で、ホームチームが敗れる場合の典型ともいえるわけで、結果を出すべき試合でこういう負け方を繰り返していたら昇格はできないでしょう。
すべてが良かったわけでも悪かったわけでもない。そういう試合だったと思います。
●新加入2選手が先発
新加入の富澤、安柄俊が2人ともいきなりの先発でした。中村太亮はまだ負傷から回復せず、前節に続いて田代真一が左SBに入っています。安がセンターFW、ネイツ・ペチュニクは右のサイドハーフです。
[4-2-3-1] | ||||||
安柄俊 | ||||||
谷澤 | 町田 | ペチュニク | ||||
パウリーニョ | 佐藤勇 | |||||
田代 | 富澤 | キム | 金井 | |||
岡本 |
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