犬の生活SUPER 西部謙司WEBマガジン POWERED BY EL GOLAZO

【レビュー】J2第31節千葉1-1京都@フクダ電子アリーナ-「守備ブロックの“圧”が足りない」2,892字(文・西部謙司)2015/9/14

●勝ち切れなかったゲーム

「勝ち切らなければいけない試合でした。ゼロで抑えるか、2点目を取るか」

試合後のジェフ千葉・関塚隆監督のコメントが全てだと思います。引き分けという結果は妥当でしょう。京都サンガもかなり攻め込んでいましたからね。それでも、あまり決定機を作らせていませんでしたし、逆に、千葉は3回ぐらい決めるべきチャンスがありました。まあ、どちらかといえば2点目を取るべき試合だったと思いますが。

やろうとしている試合には、ほぼなっていると思うのですよ。ただ、それが勝つにはギリギリのセンなので、引き分けという結果になりやすい。開幕前から「引き分けが多そう」とは漠然と考えていたのですが、「やっぱり、そうなってしまったか」という感じです。

とはいえ、惜しい試合にはなっている。あと1点取るか、あと1点取られないか。そこに勝ち点2の差があるわけですね。

●守備ブロックの“圧”が足りない

では、何が足りなかったのか。まず、守備の方から考えてみます。

(残り 2402文字/全文: 2822文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ