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【レビュー】J2第32節北九州3-1千葉@北九州市立本城陸上競技場-「問題は2点目が取れないことと終盤の2失点」2,182字(文・西部謙司)2015/9/21

●先制しながら終盤の連続失点で1-3

終盤の連続失点で1-3。森本貴幸のゴールにより、1-0とリードして試合を折り返しますが、カウンターから原一樹に超ロングシュートを決められて1-1。その後は双方チャンスがあり、一進一退でしたが、80分ぐらいからギラヴァンツ北九州のパスワークを奪い切れなくなり、小松塁(87分)、渡大生(90分)にやられました。

例によって1点リードしてから2点目が取れず、では、ゼロに抑えられるかといえば3失点ですから、負けるべくして負けた試合でしょう。ただ、そんなに内容が悪かったわけではありません。問題は終盤の2失点でしょうね。北九州のパスワークも良かったとはいえ、守備が緩かった感は否めません。

良かったところ、悪かったところ、それぞれ焦点を絞ってみたいと思います。

●中村を前に出す可変システム

このところの課題は2点目が取れないことです。フィニッシュが決まらないのは仕方ないので、チャンスを増やさなければならない。ジェフ千葉の得点源はなんだかんだいっても中村太亮からのクロスボールです。ところが、2トップに早めに縦パスを入れるというのが基本方針としてありますから、タメを作って中村の上がりを促すという展開までなかなか行かない。

(残り 1600文字/全文: 2123文字)

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