【レビュー】J2第42節千葉0-2讃岐@フクダ電子アリーナ-「来季への課題は山積」(文・西部謙司)2015/11/24
●プレーオフ進出を逃す
8位で迎えた最終節。ジェフユナイテッド千葉のプレーオフ進出の条件は3つ。V・ファーレン長崎の負け、東京ヴェルディの引き分け以下、そして、千葉の勝利でした。1つ1つはじゅうぶん起こりうることですが、3つ重なるかどうか。
ところが、長崎はギラヴァンツ北九州に、東京Vはセレッソ大阪に敗れ、カード2枚がそろいます。3カードなら千葉は6位……。しかし、肝心の自分たちの試合が0-2とは。他力本願、人事を尽くして天命を待つはずが、自力が足りずにチャンスを逃したことになります。
最終的には9位に陥落。これが今季の実力と受け止めるほかありません。「千葉はJ1にいるべきクラブ」という声をよく聞きます。しかし、J1から数えれば27番目のチームです。環境や戦力の面でJ1並み、ということなのでしょうが、成績もプレー内容もJ1のレベルにないことは明らかです。たとえプレーオフに残って、さらにJ1昇格を果たしたとしても、1年でJ2に戻るでしょう。つまり、J1にいるべきというよりJ2にふさわしいチームだということです。まず、その現実を直視しなければならないですね。
●讃岐の堅陣を崩せず
佐藤勇人、パウリーニョが出場停止から戻り、2トップは森本貴幸が負傷欠場で松田力とネイツペチュニク。MFの右に水野晃樹、左に田中佑昌が入りました。
松田力 | ネイツペチュニク | |||||
田中佑昌 | 水野晃樹 | |||||
佐藤勇人 | パウリーニョ | |||||
中村太亮 | 富澤清太郎 | キムヒョヌン | 大岩一貴 | |||
岡本昌弘 |
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