犬の生活SUPER 西部謙司WEBマガジン POWERED BY EL GOLAZO

【無料記事】【写真あり】【試合後コメント】J2第13節千葉2-0熊本@フクアリ-藤嶋栄介「試合が終われば仲間」ほか(取材:EL GOLAZO)

#関塚隆 #山本真希 #町田也真人 #藤嶋栄介

明治安田生命J2リーグ 第13節
ジェフユナイテッド市原・千葉 2-0 ロアッソ熊本
http://www.jefunited.co.jp/top/matches/2016/0515/result/

試合開始前

関塚隆監督
プロとして勝利を追求する姿を見せる

熊本地震から1カ月ということで、(被災者の方々は)今も大変の生活を強いられていると思います。その中で熊本さんのJリーグが再開ということで、全力で戦う姿を全国の皆さまにお見せしたい思いで戦いに挑みました。熊本さんも最後まで諦めず、そして勝利を目指して戦う姿。本当に今までの1カ月でコンディションなどが難しい部分もあったと思いますが、心打たれる姿を感じました。その中でわれわれも千葉を応援してくれるサポーターのために、プロとして勝利を追求していく姿を見せようと声を掛けながら(きょうの)試合に挑みました。試合は熊本さんが前半から圧力を掛けて、われわれが圧倒される時間もありましたが、その中でわれわれが後半に先制点と追加点が奪えた内容だったと思います。われわれも5試合勝ちから遠ざかっていましたけど、ホームの試合で勝利できたことを次につなげていきたい。

(船山貴之選手を右サイドハーフ[SH]、ケガから復帰した山本真希選手をボランチに配置。その狙いは?)うちとしては(前節の)京都サンガF.C.戦[1△1]で町田也真人の調子が良かったところもあって、そこをうまく使った布陣を今週は考えていました。もう1点として、やはり山本がケガから復帰できたので、彼をスタートから使うべきか途中出場させるのか。結果としてスタートから使う決断をしました。

(後半は左SHの井出遥也選手と船山選手の位置を入れ替えたが?)井出遥也は右利きですが、左サイドから中に入っていくストロングポイントを持っているのですが、きょうはボールを受けてから前に行くよりも、中に入ってきていた。なので、調子と出来も踏まえて左右を入れ替えました。

MF 6 山本真希
長澤和輝がどんどん動いてくれた

(ケガから復帰しての初戦。公式戦では初めて長澤和輝選手とボランチを組んだが?)(長澤)和輝がどんどん動いてくれたので、自分は後ろで構えてうまくさばこうかなと思っていました。(後半は効果的なサイドチェンジが多かったと感じたが?)前半から熊本がサイドに寄りやすい傾向があって、それはスカウティングからも分かっていた。前半からそのような形が出れば良かったのですが、なかなか出せていなかった。なので、(後半は)自分が(イ)ジュヨンの横でパスを受けることで、そのようなパスが狙えるようになったので、そこからリズムが生まれたのかなと思います。

(ケガから復帰。ようやく勝利に貢献できたが?)気持ちが楽になりました(笑)。チームが勝てていなくて、自分も試合に出られていなかった。これでまた自分が試合に出て勝利に貢献できなかったら、ちょっと苦しくなるなと思っていましたけどね(笑)。(自身の試合の入り方に関しては?)自分が90分間できる仕事を取りあえずやろうと思っていました。

MF 14 町田也真人
最近シュートに自信が付いてきた

(試合を振り返って)本当に相手の出だしの力強さを感じていたのですが、お互いがあまりうまく行っていない感じの前半だったのかなと感じました。(千葉が、うまく行っていない理由は?)最後のところで前半はミスが多くて、やり切れなかったので、後半勝負かなと。(距離感は良かった?)距離感のところに関しては(長澤)和輝や山本真希くんだったり、船山さんだったり、ハル(井出遥也)と常に話をしていた。特に、後半はそれが良くなって、やりやすかったなという印象がありますね。

(ポジションは2トップの一角だった?)2トップではないですね。ただ、エウトンの近くにどれだけいられるかは監督からも言われたので、ちょっと後半はよりそれを意識しました。(1点目の得点。あそこに入り込めていたことがゴールにつながったのかなと思うが?)ワンタッチゴールというのは意識をしていて、あそこに入り込むことが自分としては今まであまりなかったので、そこを感じつつあるのかなと思います。

(2点目はしっかりとプレスを掛けたことがキッカケ。流れが相手に傾きそうな時間帯だったので、大きな意味があったのでは?)(チームとして)今までも1点取った後に、ホームの試合でも2点目を取り切れていなかった。あのような形でしたけど、ペースを持っていかれてしまうことは少し改善したいなというのは、ありましたね。(2点目のシュートはバウンドしているボールをたたき付けたが、狙いは?)あれは、あーなってしまいましたね。狙ったわけではなく、「とにかくゴールに入れ」と思っていました。

(好調の理由は?)最近シュートに対して自信が付いてきて、練習でもちょっとずつ入るようになってきた。自分の中でもそれは変わってきていることだと感じますね。(2得点取れたことに関して)きょうに関しては、前半の自分が良くなかったので、後半のどこかで一発チャンスが来た時に挽回したいと思っていた。その中での2得点は自分が変わりつつある、いい時期なのかなと。ただ、次が大事なので取り続けられるように、やっていきたいと思います。

町田也真人

GK 21 藤嶋栄介
試合が終わればサッカーをやっている仲間

やっぱり、僕にとってもチームにとっても特別な試合でした。日本中が注目していたと思いますし、その中であれだけたくさんの熊本サポーターの方が足を運んでくれて、ロアッソ熊本というのは今の熊本の希望なのかなと、すごく感じました。僕はロアッソ熊本にいたことはないですけど、僕自身もすごく感動しました。試合の結果は別にして、試合が終われば、またロアッソ熊本を応援していきたいと、あらためて感じました。

(熊本の選手が熊本サポーターにあいさつをした後、千葉の選手もあいさつをしたが?)その場で(佐藤)優也くんが「俺らもやろうか」と言ってくれた。やっぱり試合が終わればサッカーをやっている仲間ですし、熊本を応援している仲間です。なので、自然とあっち方に足が向いたのかなと思います。(最後に熊本の選手が千葉サポーターにあいさつ。その時、スタジアム全体から熊本コールが鳴り響いたが)サッカーがある環境があって、みんながつながっていることは素晴らしいこと。きょうスタジアムに来てくれたみんなも熊本を応援してくれていると思うので、試合をする時は別ですが、試合が終わったら同じ仲間。これから先、僕らができることをやっていくことが、熊本にとっても僕らにとっても大事だと思う。本当に素晴らしい光景を今日は見ることができました。

(これからの支援は?)継続した支援活動や募金活動が大事になってくると思います。本当にきょうもたくさんのサポーターの方が来てくれていましたが、皆さまの協力がないと僕らの力だけでは何もできません。これから、いろんなことをお願いするかもしれませんが、僕自身も熊本のためにやっていきたいと思うので、ぜひ、ご協力よろしくお願い致します。

試合終了後

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ