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【レビュー】天皇杯1回戦千葉5○0北教大岩見沢校@フクアリ-「ライン裏を突く練習」(文・西部謙司)

#jefunited #ジェフ千葉 #天皇杯 #北海道教育大学岩見沢校

第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会 1回戦
ジェフユナイテッド市原・千葉 5-0 北海道教育大学岩見沢校
http://www.jefunited.co.jp/top/matches/2016/0827/result/

●エウトン4発で緒戦突破
J2の合間に行われた天皇杯1回戦、北海道代表の北海道教育大学岩見沢校は、こう言っては失礼ですが、かなり格下の相手です。しかし、千葉は先週のファジアーノ岡山戦[2○0]とほぼ同じ先発メンバーで臨みました。GKに岡本昌弘が今季初出場、センターバック(CB)の近藤直也に代わって大久保裕樹。変更はこの2人だけ。岡山戦でつかんだ手応えを確かなモノにしたい、定着させたいという思いが表れたメンバーだったと思います。

千葉 先発フォーメーション

エウトン 船山貴之
町田也真人 菅嶋弘希
アランダ 長澤和輝
比嘉祐介 大久保裕樹 若狭大志 丹羽竜平
岡本昌弘

前半は途中で相手に守り慣れが出てきて、エウトンの1ゴールにとどまりましたが、後半は4ゴール。終わってみれば5-0でした。決定機11回で5得点、まあこんなモノか、という気もしますが、もう少し加点できたと思います。守備はほとんど危ない場面もなかったとはいえ、いくつかミスからピンチもありました。ただ、これだけ力の差があると結果はもちろん、内容も評価しにくいですね。

●ライン裏を突く練習
北海道教育大学岩見沢校は平均年齢20.2歳という若いチーム。大学生だから当たり前ですが、その割には落ち着いて守っていました。最初は千葉に圧倒されていましたが、10分を過ぎてからはコンパクトに守っていて、密集度からいえば千葉よりもコンパクト。そのため、千葉はいかに裏のスペースを突くかが攻撃のポイントになっていました。

25分、船山貴之がラインの裏へ抜け出してゴールの前のエウトンへパス、難なくエウトンが決めて先制します。船山は自分でもシュートできたと思いますが、確実にフリーでいたエウトンへパスしています。相手がどこかに関係なく、自分たちは通常通りやるという本気度がうかがえました。

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