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【戦術分析:国内】J1第1節 横浜F・マリノス 3-2 浦和レッズ

●2つの交代にみる戦術的変化
横浜F・マリノスが浦和レッズを3-2で下した開幕戦の戦術に注目したレビューです。齋藤学オンステージ、「サイトーに負けた」(ミハイロ ペトロヴィッチ監督)と言いたくなる気持ちも分かります。ただ、浦和には戦術的戦略的に難しいところがあるのだな、とも思いました。ターニングポイントは61分と73分の交代でした。

●ロンドの中が1人という難しさ
浦和の最初の交代は61分、青木拓矢→関根貴大。青木の負傷交代ですが、この後に2点を連取できたのは交代と関係があると思います。それまでの浦和は青木と阿部勇樹の2ボランチでした。まあ、いつものごとく阿部はディフェンスラインに下がり、阿部が下がると3バックの両サイドがサイドバックポジションというミシャ式可変システムです。で、このシステムの肝になるのがアンカーの青木になります。

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