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【レビュー】J2第1節 町田0〇1千葉「危ない橋を渡り切る」

2017明治安田生命J2リーグ第1節
FC町田ゼルビア 0〇1 ジェフユナイテッド市原・千葉
http://jefunited.co.jp/top/matches/2017/0226/result/

●不思議の1-0
勝ちに不思議の勝ちあれど、負けに不思議の負けなしと申します。ジェフユナイテッド千葉の開幕戦勝利が不思議というわけではありません。1-0で勝ったのが不思議なのです。

両チームのプレースタイルからすると、3-2や4-3はありそうなスコアです。どちらが勝つにしても。勝つには勝ちましたが、フアンエスナイデル監督の想定する勝利想定スコアもよく分からないままです。失点ゼロで勝つつもりだったのなら、あまりにもチャンスを作られすぎています。逆に失点上等でそれ以上の得点を狙うつもりなら、得点もチャンスの数も少ない。つまり、相手がシュートを外し続けてくれたからこその1-0であり、今後もこういう試合が続くだろうと想定できる勝ち方ではないわけです。

ただ、監督がJ2の決定力はこんなもんという割り切りをしているのであれば、ひょっとしたらそれで正しい可能性もありますが。

●町田の技ありシュート
千葉はプレシーズンのメインシステムだった「3-5-2」、FC町田ゼルビアは「4-4-2」とフォーメーションは違いますが、どちらもディフェンスラインを高くしてプレーします。そのためフィールドプレーヤー20人が縦20メートルの範囲に入ってしまうことも。基調はつぶし合い、裏の取り合いです。ピッチコンディションもあまり良くなさそうでした。

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