【戦術分析:海外】バルセロナ 5-0 セルタ リーガ・エスパニョーラ第26節
●ルイス・エンリケの修正
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16のファーストレグでパリ・サンジェルマンに大敗を喫したバルセロナ。ホームでの大逆転へ向けて、いくつかの修正を行ってきました。そしてセルタ戦で、可変式の「3-4-3」という結論にたどり着いたようです。
これで、パリでの0-4をひっくり返せるかというと、ちょっと難しい気はしますが、不調も底を打って上昇機運にあるのは事実。5-0というスコアも期待を抱かせるものです。何がどう変わってきたのか見てみましょう。
●メッシ・システムのいびつさからの脱却
これまでのバルセロナはいわば「メッシ・システム」でした。右ウイングからトップ下の位置へ移動するメッシを生かすためのシステムです。具体的には右サイドバック(SB)が右ウイングの位置へ進出して幅を取り、右インテリオールはメッシと右SBをバックアップする形でバランスを取るというもの。守備の時はメッシをスアレスとともに前線に残して「4-4-2」で引きます。
(残り 1108文字/全文: 1537文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ