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【レビュー】J2第15節 千葉1△1熊本「これで勝ちパターンと言えない辛さ」

2017明治安田生命J2リーグ第15節
ジェフユナイテッド市原・千葉 1-1 ロアッソ熊本
http://jefunited.co.jp/top/matches/2017/0521/result/

●猛攻も実らず同点どまり
熊本の先制点は「あれ?」と思いました。副審がフラッグを上げていたのでオフサイドだろうと。映像で見てみると、最後のボールタッチはどうも清武功暉なんですね。なるほどオフサイドではありません。副審の位置は記者席と同じ側なので、清武の蹴ったボールが目の前の熊本の選手に当たってグスタボの前に落ちたように見えたのでしょう。

失点後のリアクションは前節より良かったと思います。慌てずに攻撃していました。83分には指宿洋史が同点弾。その後も激しく攻め込みますがあと一歩及ばず。相手も引いて固めていましたから、崩し切るのは難しかった。先制点を取らないと勝てませんな。

内容はいつも通り。いい方のいつも通りですね。ボールは支配できていて、プレスもまあまあ効いている。チャンスも作れている。しかし点が取れない。もうこのくだりは毎回なので、コピペして使い回そうかと思っています(笑)。

●いつも通り押し込む
立ち上がりは熊本のハイプレスにビルドアップがうまくできません。自陣でのロストもあり、ちょっと落ち着きませんでした。ただ、指宿のポストプレーを使ってプレスを回避した後は、ボールを保持して押し込むいつもの展開になっています。5分ぐらいからでしょうか。

右は山本真希、アランダ、船山貴之のトライアングルでパスが回ります。左は高橋が開いて清武が入れ替わりに中へ入る、またはその逆とコンビネーションが効果的でした。選手間の距離も遠すぎず、テンポよく回せている場面もありました。

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