●ドゥドゥのゴールで柏を破る
J1第28節、ヴァンフォーレ甲府が柏レイソルを1-0で破りました。16位の甲府が3位の柏に日立台で勝ったのは大きいと思いますよ。89分にドゥドゥのゴールが決まって勝利を収めると、甲府ベンチは優勝したかのような大喜びでした。

甲府はJ2降格とJ1昇格を繰り返してきたクラブですが、13年からはJ1にとどまっています。今季も残留争いのまっただ中にいるわけですが、柏戦は過去5年間で培われた「残留力」みたいなものを見せ付けられた気がします。

ジェフ千葉は悲願の昇格を目指して悪戦苦闘しているわけですが、たとえ昇格したとしてもJ1ではさらに厳しい戦いになることは明らかです。そこでどうすれば残留できるかは、いまから考えても早いということはありません。

●外国人選手の活用
甲府のフォーメーションは「5-3-2」。ユーロのイタリアみたいな戦法でした。とにかく人数を掛けて守る、そしてカウンターアタック。非常にシンプルかつ迷いのない弱者の戦い方です。ただ、甲府が本当に弱者かといえば、そうでもない。2トップのドゥドゥとリンスがとにかく強力だからです。

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