trinita.eye(トリニータアイ)

【ライター eye】はじめに~トリニータ愛~(1099文字)

0224ライターeye
何が起こるか分からない――。
サッカーの世界では挨拶用語みたいなものだ。要するにサッカーの醍醐味は、予期せぬ出来事の頻度にある。だからジャイアントキリングが起き、そうでなければtotoの高配当が生まれない。
なぜ、このようなことを書いたかと言えば、この時期いくつかの媒体で今年の順位予想なるものを頼まれるのだが、まあコレが見事に当たらない。言い訳ではないが、本当にサッカーの世界は何が起こるか分からないとつくづく思う。
今年のJ2を見ると、「過去最高のレベル」との前評判どおり、昇格できる戦力を整えているチームが多い。元日本代表がいれば、J1を経験したことのあるチームが半数もいるわけで。

例えば、降格したC大阪なんて「選手名鑑を見てビックリしたよ。これがJ2のチーム」と田坂和昭監督も驚いたような陣容だ。なにしろウルグアイの至宝フォルラン、元ドイツ代表のストライカー・カカウのW杯出場経験者がいて、玉田圭司に茂庭照幸、橋本英郎、中澤聡太、関口訓充と経験豊富なベテランから実力のある中堅まで揃えてきた。さらに海外移籍の噂のあった山口蛍、扇原貴宏、長谷川アーリアジャスールらが残留し、名前を羅列するだけに圧倒される。各ポジションの競争は確実に激化し、使う側のパウロ・アウトゥオリ監督は嬉しい悲鳴をあげていることだろう。たぶんフロントは汚名返上を期して、今年ぶっちぎりって昇格した勢いで、来年の優勝戦線に絡む決意をしたに違いない。

一方、大分を見てみると…派手さはないが確実に昨年よりレベルアップしている。ダニエル、兵働昭弘の中盤はJ2ではトップクラスだと思うし、いぶし銀のCB山口貴弘はリーダーシップを発揮し、守備陣を統率している。ずば抜けた身体能力を持つエヴァンドロは、打点の高いヘディング、鋭い反転からのシュート、スピードを生かしたスペースへの飛び出しが冴えている。前述の4選手が骨格となり、既存の選手と新戦力がかみ合い肉付けしていけば昇格という目的は果たせるだろう。J2で記録的な勝点を挙げて優勝しなくても2位に入れば自動昇格だし、6位まで入ってプレーオフを勝ち抜けばいい。昇格は決して難しいノルマではない。

それでも田坂監督が「J2優勝」と一点の曇りもなく明言するあたり、今年のチームに対しての自信がうかがえる。ならば指揮官の言葉を信じて、微力ながら『trinita.eye』を通じてトリニータを盛り上げていきたい。田坂体制5年目のチームは、ファンやサポーターに注目されて、声援を受けることに本当に張り切っている。
断言するけど、今年のトリニータは大分銀行ドームに客が入れば入るほど、歓声が大きければ大きいほど、強くなる。

reported by 柚野真也

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ