[W杯座間レポート]ブラジルのゲームプランとそれを後押しした日本のパフォーマンス(日本対ブラジル)
ブラジルの4点目を決めたセレソンのキャプテン、ヴィニシウス。
ブラジルのネットを日本の三浦知良がチェックする。
フェルナンジーニョを村上哲哉がチェックにいく。
日本を指揮するミゲル・ロドリゴがベンチから指示を送る。
日本唯一のゴールを決めた稲葉洸太郎。すばらしいミドルシュートだった。
[スコアシート]
ワールドカップグループC
ブラジル 4
日本 1
[得点経過]
1−0 ウィルデ(ブラジル)13分
2−0 ネット(ブラジル)21分
3−0 ウィルデ(ブラジル)22分
4−0 ヴィニシウス(ブラジル)24分
4−1 稲葉洸太郎(日本)27分
文・写真◆座間健司
24日の試合とは守備を変えてきたブラジル
1週間前のゲームはブラジルにとって得るものが多かった。ブラジルはファーストディフェンスのラインを下げて、日本戦に挑んできた。
「まずは失点しないこと」
セレソンはまずディフェンスに重きを置いてゲームに挑んでいた。
ヴィニシウスは言う。
「僕たちはとてもシビアにゲームを進めた。前半は失点をしないために、僕らは攻撃に行くのを抑えて、ゲームをコントロールした」
この日のセレソンは攻撃を自制していた。なぜなら彼らには教訓があったからだ。ワールドカップ前の日本遠征で彼らは常に失点をしていた。特に日本との代々木のゲームでは2度もリードを奪われている。逸見勝利ラファエルという個の力にやられた。前線からプレスにいくと回され、ディフェンスラインの後方を奪われていた。ゆえに彼らは攻撃への意志を抑制し、まずはディフェンスを最優先にゲームを進めた。
そんなセレソンのゲームプランを日本も手助けした。
試合後の会見で「後半の日本はどうしたんですか?」と質問されたミゲル ロドリゴ監督はこう返答している。
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