デジタルピヴォ!注目の若手スペインリーガー山下裕生インタビュー その2
山下裕生、22歳。「ヒューマンアカデミーに入った時点で海外でやりたいという気持ちは持っていた」。
文・写真♦川北裕大
山下裕生(やましたゆうき)選手は、現在、サンジュリアというスペイン4部相当のチームでプレーするが、昨シーズンは2部のアンドラでプレーするなどの実力派。
しかし、関東リーグやFリーグでのプレー経験がない異色のプレイヤーだ。
山下裕生、1990年8月9日生まれの22歳。
高校3年のときにヒューマンアカデミーへ入学。1年次終了後にスペインのランサロテへ練習生として加入。帰国後、当時、関東2部だったBFC KOWAへ加入。再びヒューマンアカデミーへ復学。卒業後はスペイン3部のバルガスと契約。その後2部のアンドラ、4部相当のサンジュリアへ移籍。
フィジカルの強さとスペインで培った個人戦術を活かして相手ゴールへ向かっていくが、前線からのディフェンスにも強さのあるピヴォ。
(編集部注:Wikipediaによると、アンドラ公国、通称アンドラは、 ピレネー山中にあり、フランスとスペインに挟まれた国家。フランス大統領とスペインの ウルヘル司教を国家元首とするミニ国家。そのアンドラから2部のアンドラとサンジュリアがスペインリーグに参加している)
インタビューその2ではスペインで自らが感じた世界のトップレベルの話、世界の一流選手を見てきた彼だからこそ抱く日本代表への熱い思いなどを語ってもらいました。
自信があるから落ち着いてプレーできる
Pivo! スペインリーグ3部のバルガスへ入団し、試合デビューをしたときに感じたことはありますか?
山下 心の余裕の部分だよね。どんな選手でも緊張したり、固くなったりすることはあると思うし、観客がいるとまた変わってくるだろうし。(日本の)大学リーグってみんな学生だし、お客さんもそれ程いるわけじゃないし、生活に影響しないしね。3部とはいえ、お金だったり、順位だったり、いい意味で生活をかけてのレベルの試合だから心の余裕だったり、モチベーションの高め方だったりが違うなって。
(残り 2358文字/全文: 3263文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ