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[準会員リーグ第8節]ビークス白山・木村雅信代表「人口10万の白山市からFリーグに打って出ます!!」(2013/12/10)

2_ビークス白山
北信越リーグチャンピオンとして最終戦に臨んだビークス白山。監督はじめ6人が前泊し、仕事のあるほかの選手は当日移動で会場へ駆けつけた。

 

Fリーグ2013 準会員リーグ 第8節 柏ラウンド
柏TOR’82 2-2 ビークス白山
2013年12月7日(土)14:00Kickoff 柏市中央体育館

 

[準会員リーグ順位表]※第8節終了時
(チーム/試合/勝/分/負/勝点/得点/失点/得失/順位)
1.フウガすみだ/4/4/0/0/12/36/8/28
2.ヴォスクオーレ仙台/5/3/1/1/10/17/14/3
3.FリーグU23選抜/5/2/1/2/7/22/30/-8
4.ビークス白山/5/1/1/3/4/12/17/-5
5.柏TOR’82/4/1/1/2/4/10/22/-12
6.広島エフ・ドゥ/3/0/0/3/0/9/15/-6

 

グリーンをベースにイエローの切り替え。セレソンのカナリアカラーをベースにしたユニフォーム姿で柏のホームアリーナに乗り込んだビークス白山。石川県白山市をホームタウンとするチームの主戦場は北信越リーグ。そこで今季第9節で2位Primasale 上越との直接対決に勝利し、2節を残して早々と優勝を決め地域チャンピオンズリーグへの出場権を獲得している。今節が最終戦にあたるビークスとしては勝ってシーズンを締めくくりたいところだが、逆にいえばまだ1勝のビークスにとってそれが唯一のモチベーションといっていい。ご存知のように準会員の仲間からはヴォスクオーレ仙台とフウガすみだのFリーグ昇格が決まっている。そんな中、チームはどんなビジョンを描いているのだろうか。試合を前に、木村代表に聞いた。

 

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

体育館のキャパシティ問題

 

Pivo! ヴォスクオーレ仙台とフウガすみだのFリーグ昇格が決まったばかりだが、ビークスとして次の機会に向けてどんな構想を描いているのか。

 

木村 うちらは2014年までに環境と支援体制、そして施設(体育館)のメドがある程度確保できた段階でFリーグ昇格構想を形にしたいと考えております。
まずは試合会場の確保であり、ホームアリーナの白山市・松任(まっとう)総合体育館への働きかけと、最悪のことを想定して近隣の市の体育館の使用許可をいただく活動を行っております。実は数日前に条件付きですがFリーグが定めるホームアリーナの観客席数規定をクリアした施設から内諾をいただいた次第です。
しかし使用にあたって課題もあり、これから条件面などの折衝にはいることになっております。

 

Pivo! そこがビークスのホームアリーナになる?

 

木村 今は何ともいえません。あくまでも我々は白山市を拠点として活動したい思いと義務があると考えております。松任総合体育館が1,200人しか入らない。改装しても2,000ぎりぎり。支援と環境が整っても、それでも松任の体育館が(キャパシティの問題で)駄目ということになったらリザーブとして使える、ということです。ただ、その体育館の防護関係の改装費は全部うちが費用負担しなきゃならない。現状のままでは壁にボールを当ててはいけない、と言われておりますし、デッカい金がかかります。でもね、(Fリーグへ)行くメドがついても施設がないと、いうことでね、選手に迷惑をかけれないから。まずは施設の確保だけはしておかなければという思いから動きました。

 

Pivo! 体育館のキャパシティの問題が昇格へのマイナス要因でもあった。

 

木村 そうですね。現在会場を確保できる日数は3〜4日程度で、他の競技団体との調整が必要で来年からお願いに回る予定にしております。
そのことからもFに昇格しても試合会場が確保できなかったら恥ずかしいでしょう(笑)。

 

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