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[関東リーグ第11節]リガーレ東京・広島進監督「フウガ以外、どこも一緒ですよ」(2013/12/14)

1_広島監督_タイムアウト
タイムアウトで指示を飛ばす広島リガーレ監督。

 

第15回関東フットサルリーグ第11節
ファイルフォックス府中 1-1 リガーレ東京
2013/12/07 (土) 柏市中央体育館 16:30Kickoff

 

[得点経過]
0-1 20分36秒 リガーレ東京 10 松浦英
1-1 30分03秒 ファイルフォックス府中 18 三木一将

 

2_松浦先制ゴールファイルがゴレイを替えた後半開始直後に松浦(右から2人目)が先制ゴールを押し込む。長いパスを左深い位置に当て人数をかけてゴールを奪いにいって獲った先制点だった。

 

「前にこぼすんじゃないかと」

 

試合は前半、両チームとも決定機を演出できないまま0-0で後半へと折り返す。そして後半開始36秒、いきなり試合が動く。リガーレ東京は小山が左深い位置から中央へ落とし碓井がシュート、ゴレイロが弾いてこぼれたところをピヴォの松浦が押し込んだ。ファイルフォックス府中は後半頭からゴレイロを石渡に替えたがこの交替は極めて不可解。前半0-0に押さえた正ゴレイロ三浦をベンチに下げる理由はどこにあったのか。先制点を奪われるという手痛い結果に関してこのスイッチは失敗といわざるを得ない。ゴールを決めた松浦はこう語っている。「ゴールはフウガ戦以来なんで5試合ぶりです。(シュートのこぼれを押し込んだが)そうですね、あそこしか狙ってないんで。キーパーの良太くんはずっと一緒にやってたんで、後半替わったばかりで前にこぼすんじゃないかっていうのがあって(笑)」。ゴレイロの交替をチャンスと感じていたということ。相手の思惑どおりの交替となった。
試合はその後、ファイルがPKによるゴールで同点に追いつくと、さらに15分過ぎに第2PKを獲得する。キッカーはキャプテンの三木。先ほどの同点PKで通算得点を14に伸ばし得点ランキング首位を快走している。ファイルにとっては願ってもない逆転機だったが、なんと、三木はキックに手間取り4秒ルール違反でこのチャンスをふいにしてしまう。なんとしても勝ち点3が欲しいファイルはその後パワープレーに出るが決め切れず1-1のドローで終わった。

 

3_PKを宣告するレフェリー。先制したのも束の間、リガーレはファイルにPKを献上。18三木がこれをきっちり決めて同点。

 

「お互いに痛恨の引き分け」

 

関東リーグはご存知のとおり、フウガすみだが前節早々と優勝を決めた。それを受けてリーグの興味はどこが地域チャンピオンズリーグへの出場権をつかむのかに移行。枠はフウガを除くとあと2つ。そしてその争いはフウガとリガーレが「お互いに痛恨の引き分け」(広島リガーレ監督)に終わったことで混迷の度合いを一段と深めた。関東リーグのホームページに<12月7日までの暫定順位>というタイトルで出場権争いの星勘定と予想が掲載されている。これ以上のデータはないので拝借させていただく。どこが2位と3位に滑り込むのか推理してください。

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