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[Fリーグ第33節]神戸・西谷良介「会場の雰囲気だったり、町田の空気に負けた」(2014/2/7)

1_小川監督とパッシャーン
“流れの中でチャンスにしっかりと決めてれば勝てた”と強気の姿勢を崩さなかった小川監督(写真右)だったが、キャプテンの西谷は、選手とサポーターが一体となってうみ出した町田の雰囲気を敗因に挙げた。

 

Fリーグ2013/2014 powered by ウイダーinゼリー 第33節
ペスカドーラ町田 5-3 デウソン神戸
2014年2月2日(日)15:00 町田市立総合体育館 観客:1,909人

 

[得点経過]
0-1 1分24秒 デウソン神戸 14 西谷良介
0-2 23分32秒 デウソン神戸 10 渡井博之
1-2 26分12秒 ペスカドーラ町田 11 永島俊
2-2 29分2秒 ペスカドーラ町田 7 金山友紀
3-2 35分24秒 ペスカドーラ町田 9 横江怜 第2PK
4-2 37分14秒 ペスカドーラ町田 1 イゴール
5-2 37分43秒 ペスカドーラ町田 23 藤井健太
5-3 39分57秒 デウソン神戸 14 西谷良介

 

パワープレー選択の是非

 

デウソン神戸の1点目は相井(あいい)が起点のカウンターからだった。相手ゴール正面からのシュートにキャプテン西谷が飛び込み、イゴールが弾いたところを押し込んだ。そして2点目も相井からのカウンター。ディフェンスを引きつけておいて右に振ったボールを渡井がダイレクトシュート。2点とも流れの中から生まれた鮮やかなゴールだった。それを支えているのが神戸の選手の足元の巧みさだ。パッシャーンこと西谷のうまさは代表でも際立っている。渡井は浦安時代が信じられないほど水を得た魚のごとく機能している。フリースタイルで技を磨いてきた須藤。そしてそれら生え抜きを自在に操るのが相井。これだけの逸材が名古屋でくすぶっていたこと、そして彼を獲得できたこと自体、神戸の幸運だが、町田の球際の厳しい寄せをかわして運ぶドリブル力が、かたずをのんで見守る町田のサポーターにどれだけ悔しい思いをさせたか。ピッチで展開されるその技術と流れと勢いを小川監督は信じ切るべきだった。

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