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[全日本選手権 大阪会場1日目]神戸に引き分けの立役者、フウガ・神尾「香川真司のYoutube動画を参考にしている」(2014/3/9)

フウガ・神尾

誰かがいなくても誰かが埋める。それがこの日は神尾だった。それにしても予選敗退の危機からチームを救う大活躍だった。

 

太見は出場停止、諸江はケガで欠場、フウガのPUMA CUP初戦は苦しい台所事情があると察せられた。しかしふたを開けてみれば、その不在の穴を埋めるひとりの男がいた。神尾である。神尾は、今大会への知られざる思いを抱いてた。そのインタビューの前に、まずはフウガの初戦、彼の活躍を振り返る。

 

太見、金川、諸江、宮崎の1stセットは、中村、金川、半田、宮崎に代わっていた。「1週間前に府中と練習試合したときは(中村)歩とは逆だった。何度か練習でも試しながらやっていて、どちらでもいけるようにしていた。展開で変わってくることもあるし」(神尾)。神尾は、続いて投入された岡山、杉尾、山上と同じセットで登場する。そして1点ビハインドで迎えた8分、左サイドの奥への浮き球を岡山がダイレクトで飛ばすと、そこに走り込んだ神尾が確実にゴールを決めた。

 

2-4で迎えた後半、24分に右サイドの山上からのクロスをファーで頭で合わせたのも神尾だった。ゴールポスト際ギリギリのところに恐れることなく侵入し、「人生で初めてのダイビングヘッド」(神尾)が決まった。

 

3-4のまま時間が経過し、残り1分と少し。カウンターから曽根が持ち上がると左の神尾へと展開。するとこれをダイレクトで中へ折り返すと、ディフェンスの足をかすめて転がったボールを、宮崎が拾ってゴールに流し込んだ。4-4の引き分け。この結果は、神尾の2ゴール1アシストの活躍によってもたらされたといっても過言ではなかった。その神尾に試合後、話を聞いた。

 

まとめ◆本田好伸

 

▼練習どおりの形で点を獲れた

 

Pivo! まずは1点目を振り返ってください。

 

神尾 1点目は(左サイドの奥に)ロングボールが入って、去年からやっている角をとって逆サイドへという形でした。ここしかないというところに走って、そこにボールが来たのであとは合わせるだけ。うまく合わせることができた。

 

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