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[Fリーグ第2節]開始18秒で先制点! 関東対決はホーム初戦浦安が町田を破る(2015/5/12)

開始わずか18秒!最初のチャンスをみごとに決めた高橋 健介開始わずか18秒! 最初のチャンスを見事に決めた高橋健介。

 

SuperSports XEBIO Fリーグ2015/2016 第2節
バルドラール浦安 2-0 ペスカドーラ町田
2015年5月10日(土) 浦安市総合体育館 観客数:962人

[得点経過]
1-0 18秒 浦安 19 高橋健介
1-1 26分40秒 町田 16 篠崎隆樹
2-1 35分48秒 浦安 19 高橋健介

まとめ◆デジタルピヴォ!萩野 千絵

前半開始わずか18秒。誰もが予想しない、あっという間のゴールだった。ボールを持つ9番星に町田がディフェンスに2枚かけ、左にできたスペースに7番中島がタイミングよく走走り込んで、星からのパスをフリーの状態で受けた。中島のディフェンスに勢いよく戻ってきた9番横江が走り込んできた。その9番横江の背中側を絶妙なタイミングで、7番中島がファーへのシュートパス。パスを読んで待っていた19番高橋がこれに左足を合わせ、ニアをケアしたイゴールの逆を突き、浦安が、劇的な先制点をあげた。

開始1分もたたないうちに失点をした町田は得意のパスまわしから、シュートの機会をうかがいつつ徐々にラインを上げてくる。8番滝田が左でボールを受けたところに、14番小倉と2番出浦のディフェンスがかぶり、うまく真ん中の選手を使った滝田とのパス交換からシュートチャンスをつくる。しかし、ボールはゴールの枠の外。

今季町田から浦安に移籍してきたばかりの2番出浦は持ったらシュートの意識が高そうだ。前シーズンまで苦楽を共にした古巣「町田」との対決に前日の自身のブログで「なにがなんでもホームで負けたくない!」と綴った出浦は、ピッチを縦横無尽に走りまわり右サイド高めの位置でボールを受けてのシュートや相手ゴール前でボールを受けディフェンスをひとりずらしてのシュートなど、かつての仲間たちの守るゴールを果敢に攻めたてている。しかし、相手ゴレイロは、イゴール。強シュートも確実にはじき浦安の追加点を許すまいとする。

残り16分38秒。8番加藤が、9番横江に後ろからディフェンスにいってしまいファール。町田はフリーキックを得るがこのチャンスはものにできない。少し、こう着した時間帯となる。

残り8分を残して、町田のタイムアウト。ここまでのファールカウントは共に3。

タイムアウト明けは、浦安の時間。9番星が、町田ディフェンス3人のつくるトライアングルの真ん中でパスを受け、シュートまで持ち込むも枠の外。しかし、9番星のディフェンスの間をとるプレーのうまさは何度目にしても巧みだ。

町田は10番ボラの加入により、パスまわしの中で、「ため」をつくれるようになった。まだ、完全にボラが町田になじむまで時間が必要になりそうだが、シーズンを通してより確実度を上げていくであろうクアトロの今後が楽しみだ。コーナーから、フィクソの位置に居るボラへのパスが確実にシュートにつながる場面が要所ようしょで散見される。ゴレイロ藤原が、しっかりと対応しているが、事故失点につながりかねない所のケアを浦安はこの試合中に手を打てるか?

 

フィクソの位置から豪快な強シュートを放つ10番ボラ。フィクソの位置から豪快な強シュートを放つ10番ボラ。

 

前半5分を残し、浦安のタイムアウト。ファールカウントは共に4。
7番金山との接触プレーで足首を負傷した7番中島の具合が気にかかる。
タイムアウト明け浦安は、2番出浦、5番小宮山、8番加藤、14番小倉のセット。昨年の後半から続く浦安の点が動くこのセットに、負傷で療養中の三木に替わり、出浦が名前を連ねている。町田は3番森谷、8番滝田、13番中井、20番原。

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