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[ 無料記事 / 第12回全日本女子フットサル選手権大会 準決勝その2 ] 丸岡RUCKレディース、VEEX TOKYO LadiesをPK戦で下して2年連続決勝進出(2015/11/17)

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[ 第12回全日本女子フットサル選手権大会 ]
VEEX TOKYO Ladies 1-1(PK4-5) 丸岡RUCKレディース
2015年11月6日(金)~8日(日) 湿原の風アリーナ釧路(北海道)

まとめ◆デジタルピヴォ!記者YNG

 

Aグループ1位SWHレディースフットサルクラブとBグループ1位FC甲山レディースの準決勝と同時に行われたもう一つの準決勝の模様をお届けする。

Cグループを通過したのは関東地域第3代表(東京都)のVEEX TOKYO Ladies(以下VEEX)。

 

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Cグループ1位のVEEX TOKYO Ladies。

予選リーグ初戦のレオグラスタ戦で引き分けたが、残り2戦を得点を重ねて勝利しレオグラスタと得失点勝負の結果で上回り初の準決勝進出を決めた。オスカー監督のフットサルで日本一になるという思いで準決勝に挑む。

Dグループを通過したのは北信越地域代表(福井県)の丸岡RUCKレディース(以下RUCK)。

 

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Dグループ1位の丸岡RUCKレディース。

昨年はあと一歩のところで優勝を逃したRUCK、見るたびに成長の早さを感じさせる若いチームは日本代表の北川と高尾を中心に攻撃力を爆発させて予選リーグ3連勝、悲願の日本一に向けてひたむきに走るフットサルは今や女子フットサルファンが一番注目しているといっても過言ではない。

[ 準決勝 ]

VEEX TOKYO Ladies 1-1(PK4-5) 丸岡RUCKレディース

両チームは昨年は予選リーグで対戦しRUCKが逆転勝利を飾ったが、VEEXとしてはリベンジしようと積極的に前プレをかけてRUCKの攻撃を封じ込みにかかる序盤であった。VEEXは#5伊藤や#10吉林がシュートを狙っていくがRUCKのフィクソ#7田中とGK#1浅野の壁が立ちはだかりゴールが遠い。

RUCKは#13高尾の突破力でGKと1対1の場面を迎えるがシュートを外してしまいこちらも得点がなかなか奪えないまま前半を終える。

 

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VEEX#10吉林が何度も攻め込みRUCKを脅かす。

VEEXは吉林、RUCKは高尾、#9北川という日本を代表するアタッカーが注目されるが、両チームとも相手のエースをどう封じるかにも注目された。

両チームとも守備の意識を一層高めていたのは感じられたが、特にフィクソの活躍がすばらしかった。VEEX#7服部は以前から守備能力の高さを誇っているが高尾、北川を相手にも変わらずの強さで封じ込めていた。

RUCK#7田中も1対1の強さや機動力に優れたフィクソで予選リーグで負傷して欠場していたが、VEEX戦から復帰するとすぐに力を発揮して高いパフォーマンスを見せた。

ほかにもVEEX#15小出はゲームコントロールに優れたフィクソであり、日本代表に選ばれてもおかしくないトップレベルのフィクソの活躍が今大会目立った。

 

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RUCKの攻撃をここまで抑えた立役者VEEX#7服部、海外の選手を相手にも間違いなく闘えるという声もよく聞かれる。日本代表で見たいと思うのは筆者だけだろうか?

 

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いつの間にか相手の前に体を入れてボール奪取、カバーリングの早さ、攻守によく走り、後方からのシュート力も抜群のRUCK#7田中、新世代のフィクソにも日本代表で見たいという声が多い。

両チームともよく守り、緊迫した展開が続く中、後半7分に試合が動く。VEEXのゴールクリアランスをカットしたRUCK北川がそのままGKとの1対1を迎えるとゴール上部に豪快なシュートを決めて先制点を決める。

 

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相手のミスを逃さずにチャンスをしっかりものにしたRUCK#9北川の見事な決定力。

VEEXは猛攻を仕掛けるもRUCKの懸命な守備にシュートブロックされ続けると残り時間5分のところから伊藤をGKにしてパワープレーを開始する。昨年はパワープレーに困惑していたRUCKであったが今年は対策を立てて来てゴール前をしっかり固めて耐え続けていた。

 

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パワープレー対策を立ててゴール前をしっかり固めるRUCK。

 

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今大会はGKのセーブ力の高さが目立つ、RUCK#1浅野も何度もチームを救った。

チャンスをつくれずに追い込まれたVEEXは試合時間残り25秒、左サイドやや遠目の位置から吉林がファーサイドへ強引に撃っていくとそのボールにファーサイドにいた#16篠崎がダイビングヘッドで合わせて土壇場で同点に追いつき、試合終了を迎えた。

 

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魂のヘッドと呼ぶにふさわしい見事なダイビングヘッドを決めたVEEX#16篠崎。

PK戦にもつれた試合は両チームともに4人が決め続け、先攻RUCKは5人目が決めたところで突然GKを浅野から#16鵜飼に交代。その鵜飼がこのPKを見事にストップして劇的な勝利を飾り、2年連続の決勝進出を決めた。

 

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田中監督の期待に応えてここ一番でPKストップを見せたRUCK#16鵜飼。

見事なさい配でチームを決勝に導いた田中監督にコメントをいただいた。

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Y:決勝進出おめでとうございます、これまでの感想をお願いします。

田中:ありがとうございます。自分たちは女子フットサルをみんなに認めてもらうことを目標にしています。この楽しさをもっと日本中の人たちに知ってもらうために頑張って活動しているのですが、本当にこの大会は盛り上がっていてもっといっぱいの人に見てもらえたらすごいなと思います。

VEEXさんもあきらめずに残り25秒で同点にして、本当にすばらしいチームです。

田中:自分たちひとつのチームだけじゃこの魅力は発信できないので、予選で戦ったDグループのチームも写真を撮ってくれたりみんなが助けてくれてみんなの思いが選手たちに乗り移って頑張ってくれたのかなと思います。

Y:GKを交代したのは?

田中:鵜飼はバーモントカップのなでしこ賞キーパーですよ、ここは見せてもらおうと思いました。

Y:さい配的中ですね

田中:いえいえ! 鵜飼のおかげです。

Y:決勝戦はSWHLとの試合ですね。

田中:いつもいつもいつも戦って交流のあるSWHLさんでお互いによく知り尽くしているので激しい試合になるでしょうね。去年は初めての決勝で舞い上がってましたが、今年はこれを目標にしてやってきたのでやっとスタートラインに立てたという思いですし、選手たちは頑張ってくれるでしょう。

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