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[国際親善試合]日本代表・ミゲル ロドリゴ監督「簡単にはできないこと」(2016/1/28)

 

国際親善試合
フットサル日本代表 3-2 フットサルコロンビア代表
2016年1月27日(水) 国立代々木第一体育館 観客数:3,323人

[得点経過]
0-1 1分 コロンビア 7 J.トロ
1-1 13分 日本 13 渡邉知晃
2-1 24分 日本 9 森岡薫
3-1 32分 日本 9 森岡薫
3-2 38分 コロンビア 6 J.カスティジョ

 

日本代表は27日、世界4位に入る強豪国コロンビア代表を招き国際親善試合を行い逆転勝利した。日本にとって3連覇がかかるAFC選手権(2月11日~21日/ウズベキスタン)へ向けてのチームの仕上がり具合をはかる重要な試合。日本代表は、このAFCに勝利し、同時にFIFAフットサルワールドカップコロンビア2016(今年9月開催)への出場権獲得、そして前回大会を上回るベスト8進出を目指す。

文◆デジタルピヴォ! 萩野千絵 写真◆デジタルピヴォ! 古澤学&編集部

 

森岡は後半4分、吉川からのパスを受けマークを弾き飛ばしてゴールほぼ正面へボールを運ぶ。

 

そして、逆サイドから寄せてくるディフェンスもものともせずにシュート。

 

森岡の右足が放たれたボールはゴール左隅ギリギリに入った。この日大当たりのコロンビアのゴレイロだったが、日本のエースのシュートは止められなかった。

 

パスを供給した吉川をたたえる森岡。平日の夜7時5分というキックオフ時間にもかかわらず詰め掛けた3,000人を越える観客を喜ばせたゴールだった。

 

絶対的エースの存在感

前半の入りは前から積極的に相手にプレスをかけディフェンスからリズムをつくろうとしていた日本だった。ところが試合開始23秒、ドリブルを仕掛けようとするところで森岡選手がボールをさらわれ、いとも簡単に1点目を失点してしまった。

今回の試合のために5日間の合宿を行い、試合2日前に日本入りしたコロンビア代表は、長旅の影響か、重さを感じる動き。ベンチから、「渡邉ピヴォに入れ」と声が飛ぶ中、後方からのパス回しから、攻撃の機会を狙うセカンドセットが日本の口火を切った。仁部屋選手が左サイドから仕掛け、ファー詰めの好ポジションにフリーで侵入した渡邉へのシュートパス。これがきれいに通り、日本に1得点目を与えた。その後、ミゲル ロドリゴ日本代表監督は、点を獲った渡邉選手を下げ、最年少若干18歳の清水和也選手を投入。清水選手は、2015年9月に代表に初招集され、12月のチェコでは代表初ゴールを決めるなど、国際試合出場経験はあるものの国内での代表戦は初出場。試合後のコメントで「緊張した」と話す清水選手だったが、ピッチでは創造性あふれるプレーを見せた。

序盤から、シュートはあるものの、相手GKの好セーブに阻まれ、1-1で前半を折り返した日本。ボールをワンサイドに閉じ込め、逆サイドに展開させないディフェンスが非常に効果的に作用し、コロンビア代表はパスの出しどころを探す時間が増えた。しかし、後半立ち上がり、ディフェンスラインをハーフに下げた日本に対して、コロンビアの攻撃の時間帯となる。

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