[日本代表]逸見勝利ラファエル、23歳。彼こそ日本の攻守の要だ!(2016/2/8)
カウンターで抜けようとする右アラに体をぶつけて止める。ドリブルに、パスに、そしてディフェンスにと奮闘したコロンビア戦だった。
そして後半に見せた攻撃的なプレー。相手ゴール前にドリブルで侵入しファーへシュートを放ったシーン。戦況が実によく見えている。
“お疲れ様です、お久しぶりです”。
逸見はそういって、はつらつとした笑顔で僕の前に現れた。27日のコロンビア戦。23歳の若さでチームの軸として攻守に活躍しながら、囲み取材の指名がかかならなかったとみえて、逸見は体育館の外で待機する移動バスからインタビューエリアに“戻って”きてくれた。彼ほどの選手に何故声がかからないのか不思議に思ったが、その結果、彼を独占できるのだから願ってもない。そして短いインタビューが終わると、逸見は、“ちょっと、日本語、難しい”といってはにかんだように笑った。日系ブラジル人3世の彼は名古屋オーシャンズ在籍時からそんなに日本語が得意だったわけではなかった。その彼が2003年からポルトガルの強豪、SLベンフィカに移籍したことで日本語に接する機会が皆無に近いようだ。にもかかわらず僕は通訳もなしにインタビューを切り出してしまった。
文◆デジタルピヴォ! 山下 写真◆デジタルピヴォ! 古澤学、編集部
もっと試合したらコンビネーションは
もっとよくなる
逸見 お疲れ様です、お久しぶりです。
Pivo! お疲れ様。今日の試合を振り返ってどうだった?
逸見 勝ちできたのに、いいだと思います。みんないいプレーできたし、それはうれしかったです。
Pivo! 2012年のワールドカップのキミの活躍をYouTubeで見た。そのときも今回もそうだったが、キミは若くして日本代表のキーマンだ。
逸見 僕、最初に日本代表入ったときに18歳ぐらいですね。そのときは若いですね。今は普通。もう、23歳で。
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