[全日本選手権準々決勝第1試合]残り2秒の劇的ゴール! 府中、GKクロモトのパワープレー返しで地獄から生還!(2016/3/11)
試合終了2秒前、府中のGKクロモトが放ったボールは高く舞い上がり、無人の大阪ゴールへと吸い込まれていった。
第21回全日本フットサル選手権大会 準々決勝
府中アスレティックFC 3-2 シュライカー大阪
2016年3月11日(金) 国立代々木競技場第一体育館 観客数:1,208人
[得点経過]
1-0 11分 府中 8 上福元俊哉
2-0 23分 府中 18 三井健
2-1 38分 大阪 12 小曽戸允哉
2-2 39分 大阪 4 森秀太
3-2 40分 府中 96 クロモト
まとめ◆デジタルピヴォ! 山下
その瞬間、府中ベンチ「発狂!」
残り2秒、クロモトの決勝ゴールが決まった瞬間、府中ベンチは「発狂した」。三井によると、谷本監督は作戦ボードを床に投げ捨て、選手は意味不明の奇声を次々に発したという。それはそうだろう。2点リードで迎えた後半15分、大阪がパワープレー(以下、PP)に打って出るもののゴールのにおいがしなかった。大阪は2分50秒を残してタイムアウトを取った。そしてFリーグ プレーオフでもやっていたPPのパターンから木暮監督は選手の「配置換え」を決断。残り2分、これが功を奏し、右からの速いシュートパスに小曽戸が合わせて待望のゴールを決める。「PPのバリエーションを変えられ対応しきれなかった」と府中の谷本監督。イケイケの大阪。動揺を隠せない府中。大阪はさらに残り1分、PPから森が追加点を叩き込み、なんと、2-2の同点に! 大阪のPP、恐るべし。というか、終盤のこの苦境の中で戦術に微調整を加える監督と、それを実行し結果につなげる選手たち。大阪が優勝候補に挙げられる理由がここにある。
しかし、試合はこれで終わったわけではない。
同点にした後も大阪は攻撃の手を緩めなかった。これが結果的には仇となってしまった。
(残り 1686文字/全文: 2424文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ