デジタルピヴォ! プラス

[退任コメント]在原正明フットサル日本女子代表前監督「2013年にアジアインドア&マーシャルアーツゲームズでアジア3連覇を成し遂げることができました」(2016/3/16)

 

日本サッカー協会は16日、昨年末の期間満了をもって退任した在原正明フットサル日本女子代表前監督の退任についてのコメントを発表した。

 

去る2015年12月31日をもってフットサル日本女子代表監督を退任いたしました。

2010年12月の第1回世界女子フットサルトーナメントからの約5年間、たくさんのOG
や各地域の指導者の皆様、協会関係者の皆様に支えていただきました。応援ありがと
うございました。

アジア2連覇という偉業を成し遂げたチームを中村恭平前監督から引き継いだのが2
010年。
女子にもFIFAフットサルワールドカップを! という志を共にする各国が集うワールド
トーナメントで毎年のように強豪国と戦い、圧倒的な力の差を感じさせられる内容で
敗れても、再び立ち上がり挑むということを繰り返して成長してきた勇敢な集団を率
いることができたことは、私の人生にとって幸運以外の何物でもありませんでした。
海外で、フットサルを通じて、日本人の代表として、人としての在り方=アイデンテ
ィティをピッチ上で示していくことこそが、代表チームの何よりの使命であり、それ
自体が偉大な挑戦であるいうことを実感しました。

チームは2013年にアジアインドア&マーシャルアーツゲームズでアジア3連覇を成し
遂げ、翌2014年には世界4強の一角であるロシア代表に史上初めて勝利するという成果
をどの国よりも早く達成することができました。

日本女子フットサル界の悲願であった2015年の第1回AFC女子フットサル選手権では
、決勝で宿敵イラン代表に敗れた日のピッチ上で見た表彰台の風景は今でも胸に深く
刻まれています。

アジアを含めた他国と比較しても決して恵まれた環境とはいえない中で、未来を切
り開くために、必死に戦っているのが現在のフットサル日本女子代表です。
そして、昨年の苦く、つらく、厳しい経験を教訓として、サッカー同様に、なでしこら
しく、ひたむきに、未来を見て成長していくことができるのがフットサル日本女子代
表です。

2016年からも、新しい未来に向けて強く、日本中のファミリーに愛されるチームに
なっていってくれることを、OBの一員として応援し、またフットサル界全体へ貢献し
ていくという私の使命を全うさせていただきます。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ