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[全日本選手権大会決勝]ぺスカドーラ町田・横江怜選手「大事なのは今。現役時代に優勝できてよかったです。本当に幸せです」(2016/3/20)

 

第21回全日本フットサル選手権大会・決勝
ぺスカドーラ町田 5-3 名古屋オーシャンズ
2016年3月13日(日) 国立代々木競技場第一体育館 観客数:3,604人

[得点経過]
1-0 7分 町田 9 横江怜
1-1 9分 名古屋 10 シンビーニャ
1-2 10分 名古屋 10 シンビーニャ
2-2 17分 町田 16 篠崎隆樹
2-3 17分 名古屋 3 北原亘
3-3 20分 町田 オウンゴール
4-3 24分 町田 7 金山友紀
5-3 33分 町田 10 ボラ

 

 

 

 

第21回全日本フットサル選手権大会、ぺスカドーラ町田優勝。
横江怜は優勝後、「うれしいです。それに尽きます。優勝まで時間がかかりましたが、大事なのは今です。現役の間に優勝できてよかったです」と語る。

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤学

 

 

前半開始7分、ぺスカドーラ町田の横江怜が貴重な先制ゴールを決める。
滝田学がコーナーキックのキッカー。ボールをセットし、笛が鳴ったとき、横江怜はボディフェイクをした後にスペース、パスコースへと走り込む。横江は滝田にボールを呼びこむジェスチャーをする。滝田からの速い浮き球をフリーで左足でうまくコントロールし合わした。

初の全日本選手権の決勝。チャレンジャーであったぺスカドーラ町田にとって勇気を持たせたゴールともいえるであろう。
「レオくん。やった」。ファンからはそんな声が飛んでくるような瞬間であった。40分という試合の中で、そして、獲ってもすぐに点を獲り返してくる名古屋オーシャンズ相手の中の1点。とはいえ、本当に貴重なその後の試合の展開を左右するような1点であった。
その3分後にはシンビーニャにより逆転されてしまう。しかし、名古屋に先制できたこと、大会を通してハードワークできたこと、攻守共に集中力を切らさず、切り替え早くプレイできたことによりぺスカドーラ町田はぶれずに試合を続けた。
「集中力高く、(ゴールを)決めることができた」のだという。
試合の中での集中は切れなかった。「今日は逆転されてもチームが少しも沈まなかったのがよかったですね。リーグ戦なら難しかったかもしれませんが、シーズン最後の試合というところがみんなの集中を切らさなかったです。そしてハーフタイム、みんなが今日は勝てるといってました。不思議と自分も勝てると思ってました。理由はよくわかりませんが。負ける気はしなかったですね」

1-2という状況となった後、ぺスカドーラ町田はタイムアウトを使用する。
監督の岡山孝介は「失点した後、絶対に集中力を切らしてはダメ。落ち着いていけば、逆転できる。チャンスは必ずあるから」と選手に伝える。

「先制点は獲れると思ってました。ただ獲った後のほうが名古屋は怖いとも思ってましたし、それは試合前のミーティングでも話がありました。獲った後に気をつけようと話をしていた中での逆転は落ち着きや冷静さがが足りなかったですね。その後も追いついたのに突き放されて…あの時間はきつかったですね」と横江は振り返る。

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