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北澤豪JFAフットサル委員長「木暮監督も今後の監督の候補のひとりになります」(2016/4/26)

 


3月27日に北澤豪氏は日本サッカー協会フットサル委員長に就任をした。

 

4月22~24日にウィングアリーナ刈谷(愛知県)で行われた国際親善大会。フットサル日本代表は(AFCフットサル選手権で敗退をした)ベトナム代表に7-0、ウズベキスタン代表には3-3で、1勝1分け。優勝で幕を閉じたわけだが、北澤委員長は記者会見後に今回の国際親善大会について振り返り、今後のフットサル日本代表監督についても教えてくれた。結果からいうと決まっているわけではなく、これから検討をしていくわけだが、北澤委員長が国際親善大会終了時点で考えていること。そして、可能性について語ってくれた。

その前に今回の国際親善大会の意味をおさらいする。

4月7日・Fリーグ2016/2017試合日程発表記者会見時、4月22日~24日の国際親善大会の意味を北澤委員長は教えてくれた。
それは、
・みんなにフットサルを知ってもらう。まず観てもらう。
・強いフットサル日本代表を感じてもらう。世間に認知してもらう。
・AFCフットサル選手権での敗退に対して、皆さんに謝罪の意味での試合の機会。
・若手中心に起用という最初の方向性はあったが、やはり最善を尽くさなければいけない。代表は常に強いということが肝心。Fリーグ人気にも与える影響はあると思うので。(2020年に向けた日本代表の将来性も含めて大事なテーマだが、その前に現時点で勝たなければいけない。若手育成の場にだけはしたくない)
・木暮監督に関しても勝たなければいけない。そのうえで将来、長期的にタクトをとる立場になれるかどうか。
木暮監督に与えられたミッションは、勝つこと! 試合の内容は次への評価にもなるが、メンバー選考も見ていかなければならない。好き嫌いではなく、日本の将来のために今を考えられる監督かどうか。それも選ぶ基準になる。(見られ方として期間限定的な形になっていて、臨時といういわれ方もあるが、あくまで、代表監督。そのうえで今後、彼がどうなるかっていうことがかかっている試合)。

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤学

 

以下が北澤委員長が大会後に語ってくれた内容となる。

―勝とうという気持ち。

北澤:当たり前のことかもしれませんが、勝とうという気持ちは必要かなと思います。気持ちが入っていないと伝わるものも伝わらないので。その気持ちを持って戦えたのは木暮監督がモチベーションのコントロールをうまくしてくれたのも大きいかなと思います。また、おもしろいかどうかというのも必要だと思います。もちろん一生懸命やっていてもおもしろくない試合はあります。おもしろくなかったときには何がおもしろくなかったのか具体的に何が足りないか。何を準備すればいいかを考えていかないといけないと思いますし、その部分は大切なところで、見失ってはいけないところだと思います。
初戦のベトナム戦に関しては、日本はベトナムに勝てなくてワールドカップ行きを逃している中、勢いよく勝てました。今日のメンバーに限らず、そういった強い気持ちはずっと持ち続けなければならないと思います。この初戦のことは忘れないでほしい。やっぱり優位に立つことによって、余裕が出てくると思うので。親善大会とはいえ、2試合目・ウズベキスタン戦の最後の時間帯はトーナメントのような緊張感がありました。向こうもそういうつもりで来てくれたことは何か感じたことはあると思います。ワールドカップに出ることや順位だけではなくて、ウズベキスタンにとっても「日本には負けられない!」という意味合いの戦いになったのかなと思います。

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