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[ピヴォチャン2016全国大会予選リーグ]Gグループはブラックショーツが得失点1差でペスカドーラ町田アスピランチをかわす!(2016/5/6)

ブラックショーツフットサルクラブ(シードチーム/関東リーグ)。

 

▪️予選リーグGグループ結果

 

サントス(愛知・豊田フットサルクラブルミナス予選代表)。

 

しょっちと愉快な仲間たち(北海道・江別市民体育館予選代表)。

 

ASVペスカドーラ町田アスピランチ(主催者推薦/東京都リーグ1部)。

 

■大会名:『全国の精鋭よ、高い舞台へ這い上がれ!! F-CHANNEL Pivo! Champions’s Cup 2016 』全国大会予選リーグGグループ
■開催日:2016年5月4日(水・祝)
■会場:フットサルステージ http://www.futsal-stage.com/
■特別協賛:F-CHANNEL http://f-channel.net/web/futsal.html
■協賛:株式会社ユーロプラスインターナショナル / 株式会社ロンヨンジャパン / ラブイエロー / アレグレ
■主催:デジタルピヴォ! http://www.pivo.co.jp/
■大会HP:http://f-channel.net/pivo2016/index.html

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

GK冨沢のロングスローを起点にファー詰めで15番加藤が先制したブラックショーツだったが…。

 

アスピランチが3連続ゴールで逆転勝利。

 

この試合、アスピランチはカウンターが効果的だった。

 

油断大敵!

勝負事は下駄を履くまでわからない、とはよくいったものだ。
関東リーグの古豪、ブラックショーツは初戦でブラジル人チーム、サントス(豊田フットサルクラブルミナス予選優勝時は「トモジュント」)を6-0で破りこれ以上ないスタートを切った。第2試合も、北海道からはるばる来てくれた、しょっちと愉快な仲間たちに4-2で勝利。グループリーグ唯一の2勝チームとしてペスカドーラ町田アスピランチとの事実上の1位抜け決定戦に悠然と臨んだ。このときのチームの精神状態をある選手は「引き分け以上だから」と語った。だが、予選リーグは競技時間12分ハーフのランニングタイムと短く、普段の20分ハーフ・プレーイングタイムと違って何が起こるかわからない。にもかかわらず、決勝トーナメント進出は楽勝、というムード。ここに落とし穴があったといわざるを得ない。カテゴリーの高い低いは正直あてにならない。

対するアスピランチは第2試合でサントスによもやの敗戦を喫していた。サントスは第1試合でブラックショーツに0-6と完敗したが、この試合中から彼らブラジル人は仲間割れに近い状態を露呈していく。仲間のミスをこき下ろし、それにやり返すことで試合中だというのにチーム内は罵倒の嵐と化す。はたから見たらチーム崩壊の危機と映ったろう。ところがこれが彼ら一流の気持ちの高め方だった。彼らサントスは全員がゾーンに入ったような精神状態でアスピランチ戦に臨み、第1試合とはまるで“別人”のような動きでアスピランチを相手に時に激しく、時に裏をつく動きからゴールを奪っていった。緩急自在のブラジル人に若いアスピランチは飲み込まれていった。

1勝1敗のアスピランチにとって勝って得失点差の争いに持ち込む以外に生き残る道はない第3試合、ブラックショーツとの直接対決。先制はブラックショーツだった。今大会絶好調のゴレイロ冨沢のロングスローから決めたゴールだ。しかしこの後アスピランチが同点にすると、カウンターから逆転、そして再びカウンターからのファー詰めの3連続ゴールで1-3とし、そのまま押し切った。この結果、アスピランチの狙いどおり、2勝1敗で並んだ両チーム。顔色を失ったブラックショーツはもちろん、期待感に顔を紅潮させたアスピランチの選手たちが受付脇の掲示板に殺到。運営責任者が書き込む数字を穴のあくほど見つめる中、得失点差5のアスピランチに対してブラックショートは同6、1差でブラックショーツが決勝トーナメント進出を決めたのだった。

この、苦いというか血の気が引く体験に改めて勝負の厳しさに目覚めたのか、翌5日の決勝トーナメントでブラックショーツは厳しい戦いを勝ち抜き、決勝戦へと駒を進めたのだった。

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