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[Fリーグ2016/2017第6節]フウガドールすみだ・清水和也選手「9点、19点、29点。いや、今シーズンは30点目指します」(2016/7/29)

 


写真は清水和也選手がPKを決め、2-1となったシーン。

 

SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 第6節
湘南ベルマーレ 3-4 フウガドールすみだ
2016年7月23日(土) 秦野市総合体育館 観客数:899人
[得点経過]
1-0 03分53秒 湘南   3 安嶋健至
2-0 09分20秒   湘南   10 ロドリゴ
2-1 17分30秒   すみだ     11 清水和也 ※PK
3-1 19分49秒 湘南    10 ロドリゴ
3-2 19分59秒   すみだ    8太見寿人
3-3 29分46秒   すみだ   11 清水和也
3-4 33分02秒   すみだ   9 田村佳翔

 


この写真は3-3となった清水和也選手のこの日、2ゴール目。今シーズン5ゴール目となった。ど真ん中をボールを運んで鮮やかに決め、清水選手らしいゴールであった。

 

清水「あのシーンは数的有利でしたが、僕がファーに出せば、ディフェンスも読んでくると見えていたので、トラップしたら振り抜こうと思っていました。スペインリーグでバルセロナとインテルモビスタの試合(プレ―オフ)で、セルヒオ ロサーノが復帰戦で決めたゴールに似ています。そのときもトラップがやっぱりよかったです。それを体現できたと、自己満ですが、浸っています。カウンターで逆に飛ばされたボールに対して、しっかりトラップでボールの真ん中に置けて、なおかつ、自分の体重が全部かかるようなシュートでした。本当にそれがうまく出せたかなと思います。スペインリーグを観たりしています。いいイメージはそういうところからも湧いてくると思うので、極力、世界のピヴォはどうやっているのかもチェックしています」

 

 

 

年齢が近く、親交もある植松晃都選手のマッチアップを清水和也選手は以下のように語ってくれた。
「前半に(植松)晃都の足首を踏んでしまいました。試合後にも話したのですが、『悪気はなくて、体重が乗ってしまいました』。アンダーのときからお互いにプレイをしていますが、お互いにケガだけは気をつけようと話しています。晃都も『悪気がないのは分かっているから』といってくれました。しっかりとフェアプレイでやっていければ必要でないケガは減ってくると思います。あのときの対応はもう少し考えないといけないなと思います」

19という年齢ながら、清水和也選手は昨シーズンは19ゴールを決め、新人賞の個人タイトルも獲得した。今シーズン、ゴールも決めつつ、時にアシストもして、まぎれもなくチームの中心選手として成長している。清水選手は謙虚に誰よりも冷静に自分のことを分析しつつ、チームのことも語ってくれた。謙虚ながらも向上心高く、勉強熱心な一面が垣間見れた。

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤

 

Pivo!:海外の映像も観つつ、意識を高めているのですね。これだけのメンバーがいる中では、そういう意味でも、スーパープレイヤーである清水選手といえども、勉強も必要なのですね。

清水:フウガは本当にいい選手ばかりです。ボラも入ってきて、ピヴォも厚みが出てきて、誰が出てもおかしくない中で、しっかり結果を出していかないといけないというプレッシャーもありますが、やっぱりいろいろな人から学んで自分に落とし込むという作業を欠かさなければ、絶対チャンスはくると思うので、練習では常にそういうことを意識してやっています。

Pivo!:ボラ選手がこのメンバーに入ってくることに関して。

清水:いろいろな意見をいただきますが、ボラ自身もしっかりフウガというチームを理解して、入ってきてくれています。求めるところは求めて。リスペクトするところはリスペクトするという関係ができています。まだ来たばかりですが、回を重ねることで、また新しいフウガ、新しい攻撃ができてくると思います。

Pivo!:年齢的に名古屋時代であったり、湘南での得点王時代であったり、ボラ選手の全盛期は知らないですか?

清水:僕がフットサルを始めたときの背番号がフィールドプレイヤーなのに1番でした。それはボラが湘南のときにつけていたからで、すごい憧れを持っていました。やっぱり、テクニックを持っているし、ヒールシュートを持っていたので、小学校・中学校のころ、憧れていました。また、フウガに入ってから、湘南と戦うときは楽しみでした。なので、今回加入してもらったことはすごいうれしいですし、観て学べるので僕の中では大きいです。太見さんともまた違うプレイスタイルなので。そういう意味では本当にピヴォのいいところを全部観れているので、こういうことがあるのかとわかったら、落とし込めるので、毎日が勉強です。

Pivo!:フィクソもいろいろなタイプがいますしね。

清水:渡井さんもしつこいディフェンスで、紅白戦でも、どうやったらボールを取られないかということを毎回考えているので、そういうところはありがたいです。

Pivo!:1stセット、2ndセットと遜色ない中、自分の役割としては?

清水:1stセットで太見選手がしっかりキープをしていて、僕の中でもああいうふうに背負えるのが一番の目標ですが、自分の特徴であるゴールに持っていく姿勢を存分に出していきたいと2ndセットでも話していて、張るときは張る。行くところは行くというメリハリをつけてやったほうがリズム感が生まれます。1stセットにはないものを2ndセットでは体現できると話しています。稲葉洸太郎さんの変幻自在で独特のドリブルに合わせようと思っています。ただ、行くところは行くで、洸太郎さんをときに無視してガンガン行ったりと、お互いを尊重しながらやっています。

 

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