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[Fリーグ2016/2017第7節]フウガドールすみだ・須賀雄大監督「課題もはっきりし、勝てた道筋も見えた引き分けだったのでそういう意味ではポジティブにとらえています」(2016/7/31)

 

SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 第7節
フウガドールすみだ 3-3 バサジィ大分
2016年7月30日(土) 墨田区総合体育館 観客数:1,061人
[得点経過]
1-0 07分02秒   すみだ   11 清水和也
1-1 08分10秒   大分    11 ディドゥダ
2-1 14分34秒   すみだ    6 宮崎暁
2-2 22分40秒   大分      14 白方秀和
3-2 28分12秒   すみだ   16 岡山和馬
3-3 32分20秒   大分    10 仁部屋和弘

 


前節のヒーローのひとりである清水和也選手がディドゥダ選手とのマッチアップの中、ドリブルから今節も豪快なシュートで先制ゴールを決める。

 


宮崎暁選手はコースを狙い、鮮やかにゴールを決め、再び勝ち越しをし、前半を2-1で折り返す。

 

 


岡山和馬選手は混戦の中で、さらに再び勝ち越しゴールを決める。

 

今節でもフウガは層の厚さを見せ、どこからでもゴールを決められる強さを見せたが、惜しくも引き分けとなり、連勝はストップする。
キャプテンの諸江選手は「連勝はできなかったが、負けなかった」ことをポジティブにとらえる。
須賀監督も大分相手に「リードをする展開の中でゲームができたのはチームの完成度に対する自信になっています」と語る。

 


今節ボラ選手が出るのかどうかというのも注目となった試合であった。
 

ボラ選手に関しても須賀監督は冷静に今の状況を見ながら起用をし、現在、そして、今後のフウガに与えるボラ選手の影響などについても語ってくれた。

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤

 

以下は、
須賀雄大監督諸江剣語選手の記者会見と質疑応答。

試合を振り返って。

須賀雄大監督
「個人能力が高い大分に対して個人でも負けない気持ちと組織でも上回るコンセプトを持って試合に臨みましたが、結果としてドローとなってしまいました。今日は選手たちはよくやってくれと思いましたが、リードする展開の中でそれを生かすというゲーム運びのところでもっと詰めていきたいなと課題が出た試合だったので勝ち続けるためにもその部分の精度を上げていきたいと思います」

 

諸江剣語選手
「個人、タレント性がある仁部屋選手であったり、ディドゥダ選手を警戒はしていましたが、そのタレント性のある選手たちにやられてしまいました。あとは、プレス回避のところで、今日は少しうまくいかなくて、ゲームのコントロールがいつもよりはできなかったと思います。ただ、7連勝したかったですが、リーグ戦で負けないということがすごく大切なことだと思うのでナイスゲームだったのではないかなと思っています」

 

以下は質疑応答となる。

Q:ボラ選手のデビュー戦でした。連携面で受け手とまだ合っていないなという印象を受けました。初めて起用しての印象と期待することについて教えてください。

須賀:フィジカルコンディションはフウガに合流してからかなり激しいトレーニングを別に積んでいるので、そういう意味では今はボトムの状態です。ここから少しずつ上がっていく状況です。前向きにかなり厳しいトレーニングをやってくれているので満足しています。連係面に関してはおっしゃるとおり、やらなければ上がっていかないところですし、もちろんチームのやり方もそうなのですが、選手それぞれの個性というものも彼が理解していければよりいいプレイができてくると思っているので、そこに関しては時間が解決してくれると思っています。
期待しているところは、ピヴォとして起点になることが1つ。青山も含めて4人レベルの高いピヴォの中でコンディションが高い選手が出れればいいと思っています。うちのチームの1つの売りであるピヴォの競争もレベルが上がったと思っています。それ以外に対内的なところに目を向けると、GKとの1対1であったり、自分たちの中では持っていないアイデアを練習で出してくれるので、そういうものを見たこれから先の長い選手がまねするという意味でも非常にいい効果があると思っていて、その部分でも期待しています。

Pivo!:もともとボラ選手の起用はタイミングであったりどのようなプランでいましたか?

須賀:基本的に試合のセットは自分の中でこういうコンセプトをこの流れでというふうには思っていなくて、やはりゲームの流れを見ながら、本当にタレントのある選手がいると思っているので、その都度選んでいく形だったので、ボラを何分に出してどうでこうでというのは考えていませんでした。ただ、ボラが出るときは例えば、攻撃の意思を疎通させるために、ボラを生かすという意識がゴレイロ含めフィールドプレイヤー4人にも生まれるようなメッセージもあったと思いますし、そういうタイミングでの起用に今日はなりました。

Pivo!:試合がきっ抗してしまったのは精度の部分であったり、相手の個人技術の高さによるものでしょうか?

須賀:試合がきっ抗してしまう中で、それは前回の大阪戦を観ていても、そういうゲームになるのはわかっていましたし、その中で常にリードをする展開の中でゲームができたのはチームの完成度に対する自信になっているし、本当にちょっとしたところでのディフェンスであったり、ディティ―ルのところにこだわっていければ勝っていけるという自信も持っているので、そういう意味ではこういう相手しかFリーグにはいないと思っているので、その中で1つ抜け出していくことを改めて大事にしたいです。そのための戦術であったり、選手のひとつひとつのディティ―ルなんじゃないかなと思っています。

 

次節への意気込み。

須賀雄大監督
「次節は町田とのアウェイゲームになっています。町田は徐々にコンディションを上げてきていると思いますし、非常にいいゲームになるのではないかなと思っています。1週間、しっかり準備をして万全の状態で臨みたいと思います」

諸江剣語選手
「イゴール選手も復帰して、上がってきている町田に対して、今日のように難しいゲームになると思いますが、ドローの後にしっかり勝ち点3取れるようにいい準備をしたいと思います」

 

以下は須賀雄大監督への個別インタビューとなる。ボラ選手の入団の経緯についても少し質問をしたところ、須賀監督は丁寧に答えてくれた。

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