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無料記事[Fリーグ2016/2017第9節]フウガドールすみだ・須賀雄大監督「最後にあの1点が獲れたのは会場の雰囲気の後押しが大きいです」(2016/8/13)

 

SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 第9節
フウガドールすみだ 2-1 バルドラール浦安
2016年8月11日(木) 墨田区総合体育館 観客数:1,588人
[得点経過]
0-1 05分36秒 浦安 7 中島孝
1-1 28分06秒 すみだ 9 田村佳翔
2-1 39分52秒 すみだ 8 太見寿人

 

フウガドールすみだ(以下すみだ)は6連勝の後に引き分け、そして、前節はシーズン初の黒星となった。
すみだとしては先制され、前半は特に苦戦をしいられることになったこのゲーム。
後半に関しても長く攻め込んではいくものの、バルドラール浦安(以下浦安)の小宮山選手を中心とした体を投げ出しての守備に阻まれ、また、鉄壁の藤原潤選手の前になかなかゴールを奪うことはできない。
最後の最後までどちらに転ぶかわからない試合であり、このまま引き分けで終わるのかとも思われた試合であったが、浦安は試合残り25秒の中、パワープレイを選択する。すみだは太見選手のパワープレイ返しによりギリギリでの勝利を手にする。2試合で勝ち点1という後での勝利ということでも非常に貴重な勝ち点3をフウガはものにした。須賀監督も記者会見で話したようにホームのアドバンテージを再認識するゲームでもあった。
首位のすみだは次節、苦手とするエスポラーダ北海道(以下北海道)戦となる。得点ランキング現在3位の水上玄太選手擁する北海道のホームゲームであり、今節に続き、難しい試合が予想される。ゲームとしてはスピーディーな展開で非常におもしろいものになるのではないかと思う。北海道は現在8位。上位にくらいつくためにも北海道にとっても落とせない試合となる。

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤

 

以下は、
須賀雄大監督諸江剣語選手の記者会見と質疑応答。

試合を振り返って。

須賀雄大監督
「浦安が非常にすばらしい立ち上がりを見せてきて、うちのチームはそこに対して遅れをとったというオープニングでした。その後少しずつ自分たちのよさを取り戻していきましたが、藤原選手を中心とした堅い守備をなかなか崩せなかった。そういう試合だったと思っています。最後にあの1点が獲れたのは会場の雰囲気がそういう後押しをしてくれたのではないかと思うくらい今日はいい雰囲気の中でやらせてもらえたので、今日は本当にホームのみなさんに勝利をプレゼントしてもらったような気分です」

 

諸江剣語選手
「均衡したすごい難しいゲームになりました。後半は相手がすごい落ちたように感じたので、そこにつけ込もうとやっていましたが、なかなか相手も堅くて難しい試合となりました。最後に太見選手が最後まであきらめずにカットしてくれたことが大きかったです。ただ、個人的にはビッグチャンスのカウンターがあって、あれを決めていれば、問題なくもっと簡単な試合になっていました。町田戦も同じようなシーンがあって、そこを決めきることができずに難しい試合になっているので、練習から集中しないといけないと改めて感じた試合でした

 

以下は質疑応答となる。

Pivo!:前半なかなかリズムをつくれていなかったように感じました。ハーフタイムでの指示と選手としてはそれを受けてどういう意識で後半に臨んだのか教えてください。

諸江:相手がうちのプレッシングに苦しんでいる場面が前半もあったので、プレッシングのセットとそうでないセットとはっきり分けていこうということでそれがうまくはまっていたのかなと感じています。

須賀:具体的には前半はプレッシングがはまっていなかったので、少し相手の背後に走るスタイルを警戒してゾーン気味で戦っていましたが、そこをマンツーマンに戻して、1対1の個人の勝負で、個々の能力でうちの選手は勝っていると思ったので少しプレッシングの仕方をマンツーマン気味に変えて、そこで相手に走られてもしっかり付いていく。その中で1対1で負けないというコンセプトを後半打ち出しました。そういう意味で普段はベテラン選手がしっかりと結果を残すのですが、今日若い選手たちの躍動が目立ったのですばらしい流れができてきたなと思っています。

Q:最後勝利できてよかったのですが、前の2試合が引き分け・負けと今日もギリギリで引き分けでもおかしくない試合でした。何か原因があるのでしょうか? 相手がフウガがトップということで気持ちが強くなっているのか、それとも、フウガの中で変化があるのか。そのあたりはどのように考えていますか?

須賀:フィジカルコンディションに関して、今日は木曜日ということで、前節の土曜から中が4日空くということで、調整が難しくて、後半の躍動感を見ると、コンディショニングに関してはもう少し変更の余地があったかなと感じています。ここまでの引き分けと負けに関しては僕は内容は非常によかったと思っています。今日の試合に関しては内容はまだまだの試合だったという認識でいます。フィジカルコンディションの問題でうまく解決するのではないかなと思っています。次の試合は1週間以上空くのでしっかり休むのと強度の高いトレーニングを組み合わせて、上げていければ開幕からのいいコンディションで激しいフットサルができると思っています。

諸江:やっている選手側としては、特に何も変わっていなくて、雰囲気もいいですし、6連勝をしていたときもギリギリの試合はありましたし、それがうちに転んでいたという試合もあってので、特に何も変わっていません。やることも変わっていないですし、選手の気持ちもブレていません。相手の意気込みが違うというのも特に感じていません。うちに対しての対策というのは普通のチーム以上にやっているのかもしれないですけど、そこまでやりづらさも感じていないですし、やはり決めるべきところを決めるとかそういう簡単なところかなと思っています。

次節への意気込み。

須賀雄大監督
「次節は北海道との試合となりますが、北海道は実際、Fリーグで一番苦手といってもいいくらいのチームだと思っています。さらに清水和也が代表で離脱ということもあって、あまりいいニュースではないことが続いているので、そういう意味で今の順位を気にせずに、苦手意識をふっしょくするためにワンマッチのような気持で挑みたいと思っています」

諸江剣語選手
「最近、先制点が獲れていないので、まずは先制点を獲ることを目標にやりたいなと思います」

 

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