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[Fリーグ2016/2017第9節]シュライカー大阪・佐藤亮選手「 選手は監督に誰を出すか悩ますくらいにやらないといけないですし、それがチーム力を上げます」(2016/8/23)

 

SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 第9節
シュライカー大阪 5-3 ペスカドーラ町田
2016年8月10日(水) 大阪市中央体育館 観客数:1,864人
[得点経過]
1-0 00分22秒 大阪 12 小曽戸允哉
2-0 07分58秒 大阪 11 チアゴ
2-1 11分16秒 町田 3 森谷優太
3-1 13分19秒 大阪 11 チアゴ
3-2 16分54秒 町田 9 横江怜
4-2 19分17秒 大阪 10 ヴィニシウス ※第2PK
4-3 39分23秒 町田 7 金山友紀
5-3 39分51秒 大阪 11 チアゴ

 

首位フウガドールすみだを破り4連勝中であったペスカドーラ町田を破ったこの試合。
木暮監督は今節の試合をビッグマッチと呼んだが、「男を見せる。」というミーティングもあり、意識の統一・気持ちも良い意味で高ぶり、また、チアゴ選手のハットトリックもあり、大事な勝ち点3を見事に手に入れた。
シュライカー大阪のキャプテンである佐藤亮選手は優勝に向けて現在のチームについて冷静に分析をしてくれた。

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤

以下はキャプテンの佐藤亮選手の記者会見と質疑応答。

試合を振り返って。


佐藤亮選手
「上位進出をするうえで、他のチームとの勝ち点差と今日の対戦相手のぺスカドーラ町田さんが前節首位のフウガドールすみださんに勝っていること。そういった背景も含めて、とにかく今日は勝利が必要でした。試合前に監督から「男を見せる」というミーティングがありましたが、今日はピッチでその姿を見せられたのではないかなと思います。内容に関しては五分五分のところもあって、向こうにも同じようにチャンスがあったと思うのですが、勝ちたい気持ちだったりとか少しのところで相手よりも上回っていたのではないかなと思います」


以下は質疑応答となる。

Pivo!:木暮監督はスカウティング能力が高く、それを表現できるクオリティーの高い選手たちがいるシュライカー大阪ですが、今節のスカウティングからプランニング実行への手応えとしては?

佐藤:試合前は相手のストロングポイントを監督から伝えられています。そういったところでそこをパーフェクトに抑えられれば試合に勝てるという状態でピッチに入っています。それを体現できるかは選手次第です。この試合はうまく体現できたと思います。

 


小曽戸允哉選手が開始22秒で口火を切る先制ゴールを決める。

 


チアゴ選手の追加点はこの距離からゴールを決める。スピードが速くコースも狙ったシュートを放り込む。ゴールにパスするようなシュートであった。

 


3-1と1点差を帳消しにし、再び2点差と広げたチアゴ選手のゴール。きれいに弧を描いたループシュートであった。

 


ヴィニシウス選手が第2PKを決めて、スコアを4-2とする。今シーズン10ゴール目となるゴールとなった。

 


町田がパワープレイからゴールを決め、1点差とした28秒後、大阪はチアゴ選手がパワープレイ返しによりゴール。この日3点目、ハットトリックを達成する。スコアは5-3と2点差とする

 

 


チアゴ選手はハットトリックを達成し、勝利に大きく貢献。オービットHERO賞に選ばれる。

 

以下はキャプテンの佐藤亮選手の個別インタビューとなる。

Pivo!:「男を見せる」という話がミーティングであったとのことですが、それは勝利に大きく影響しましたか?

佐藤:監督もいっていたビッグマッチを戦ううえで、カップ戦の決勝であったり、勝たないといけないときは本当に戦術がどうとか、技術がどうとかそういうことよりも最後はメンタルの部分。ひとりひとりが男として戦うんだということを再確認してピッチに入りました。

Pivo!:後半、難しい時間帯もありました。その中で勝ち切れたのは気持ちの部分が大きかったですか?

佐藤:展開的にこっちがリードをしていたということで、追い詰められながらも常にリードはできていたのでそういったところで少し全体的には余裕があったのかなと思います。今日に関しては球際のところであったり、最後シュートを撃たれる瞬間に体を投げ出してとかそういうところで止めるところでチームの士気が上がるプレイが前半から多く見られたのでそういった部分でいいテンションでゲームを続けられたゲームができたのではないかなと思います。

 


被パワープレイの時間帯のシーン。キャプテン自ら体を投げ出し、最後まで闘う姿勢を見せ、ゴールを守った。

 

Pivo!:試合全体の評価としてはいかがですか? 精彩を欠く場面もあったような気もしましたが。

佐藤:もちろんパーフェクトに試合ができれば最高ですけど、ただ、町田さんにはもちろんいい選手がいて、いい戦術があって、力のあるチームなので向こうにもメリットのある時間帯とかプレイは絶対あったとは思いますが、展開的には合格点というか、80点以上は取れたいいゲームの展開で終われたのではないかなと思います。最後の失点してからは厳しい時間はあったとは思いますが、そこでまたチアゴが点を獲れて、いい形で終われたことも含めて次につながるいいゲームだったのではないかなと思います。

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