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無料記事[Fリーグ2016/2017第16節]フウガドールすみだ・須賀雄大監督「 自分たちの中では能力を出し切れなかったっていう印象はないですね」(2016/11/3)

 

SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 第16節
府中アスレティックFC 2-0 フウガドールすみだ
2016年10月29日(土) 郷土の森府中市立総合体育館 観客数:1,029人
[得点経過]
1-0 09分10秒 府中 5 皆本晃
2-0 37分10秒 府中 25 完山徹一

 

この試合、フウガドールすみだ(以下すみだ)は府中アスレティックFCにリベンジを果たせれてしまい、初のゼロ得点、2連敗と数字上はよくない結果を残す結果となったこの試合。チームは水物。チームがいいから勝てるともいい切れないし、悪くても勝てるときもある。Fリーグはいつもギリギリの試合をしていることを象徴しているのかもしれない。それでも、シュート数の多さからクロモト選手がよかったとはいえゼロ得点は物足りなさを感じてしまう。
「この2試合で得たものをブラッシュアップしていくことで十分勝機はあると思っているので、もう一度ここで立て直して、高いモチベーションを持って挑みたいと思っています」と須賀監督は語る。2試合の敗戦を受けてパワーアップを目指すすみだと名古屋オーシャンズの試合の行方ははたしてどうなるか。

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤

 

以下は、須賀雄大監督の記者会見と質疑応答。

試合を振り返って。

須賀雄大監督
「優勝争いに残っていくために非常に重要な試合と位置づけて戦ったのですが、結果として勝ち点をあげられなかったことに非常に残念に思っています。内容に関していえば、府中の集中した守備があったものの、やりたいことはおおむねできたのかなと思っています。その中で得点が決められなかったというのは、すばらしいセービングをみせたクロモト選手の存在もあるんですけど、セカンドポストだったり、リバウンドポジションに1試合を通じて入り続けるという作業が必要なのかなと思います。1人で打ち抜く選手がいないのであれば、複数人数で攻める、そこに対して人数を割いていくということが必要じゃないかな思っているので、決定力不足というのは相手のせい、相手を褒めて終わらせるのではなく、もう一度トレーニングからやっていかなければならないとも感じた試合になりました」

 

以下は質疑応答となる。

Pivo!:コンディションがいい選手であったり、相手によってというのは大前提にありますが、シュライカー大阪での敗戦を受けてのメンバーの変更などはありましたか?

須賀:今日の1つのビジョンとして、プレッシングを行うという強い意志があり、そこの部分でしっかりと戦術的なタスクをこなせる選手、かつ、攻撃と守備のバランスを考えたうえでの人選になりました。そういう意味ではそこの部分は半分くらいは満足しています。

Q:ダブルピヴォに関しては残り4分以外はつくらなかったと思いますが、それは大阪の敗戦を受けてのことですか?

須賀:先ほど話したように今日の試合のテーマがプレッシングでした。ピヴォ2枚のセットはシステム攻撃では確かにすばらしさを見せるのですが、プレッシングに関していえば寄せる意識の強い選手がピヴォ以外にもいるので。ダブルピヴォを起用して、結果、寄せが甘くなってしまったら、意味もないので、そのあたりのバランスを見て決断しました。そういう意味では府中もしっかりとボールをつなぐ意志を見せていましたし、そこの部分で、ボールを奪っていくという意思も選手が見せていたので、そこに関してはそこを評価しながら、展開によりダブルピヴォを入れたいなと思っていました。

Pivo!:次、名連敗という状況で古屋と当たります。そこに向けて。

須賀:個人的には、名古屋と試合をするときに名古屋が僕らを引きずり下ろさなければいけないというシチュエーションで戦うことに対して価値があると思っていたので、少しポイント差がついてしまったことでその試合の意義が少し薄れてしまうところがあるのが非常に残念に思っています。それでも、ここで勝つことでまた優勝争いにも残っていけると思いますし、ホームということもありますし、腰を全く引かないアグレッシブなフットサルを40分し続けること、それは間違いないと思います。その中で、この2試合で得たものをブラッシュアップしていくことで十分勝機はあると思っているので、もう一度ここで立て直して、高いモチベーションを持って挑みたいと思っています。

以下は須賀監督への個別インタビューの一部となる。

Pivo!:記者会見の振り返りのところで回答は出ているかもしれませんが、府中の完山選手に先ほどインタビューをしたら、前回負けた相手であり、すみだが調子が悪いというよりはいつものすみだという印象であり、その相手に勝てて自信になったといってました。須賀監督としては今日はいつものすみだでしたか?

須賀:そうですね。個人的には選手たちのプレーに対して満足はしてるので。いつもの自分たちだったと思うし。展開としても、実際、例えばですけど、前回も4-0だったんですけど、結局苦しんだし。最初の1点が入るまでは。そういう意味では、自分たちの中では能力を出し切れなかったっていう印象はないですね。

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