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無料記事[Fリーグ2016/2017第7節]シュライカー大阪・木暮賢一郎監督「選手の家族に寂しい思いをさせたかもしれませんが、元旦も大みそかも練習をしました」(2017/1/6)

 

SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 第7節
シュライカー大阪 7-4 名古屋オーシャンズ
2017年1月5日(木) 高知県立春野総合運動公園体育館 観客数:1,238人
[得点経過]
1-0 00分40秒 大阪 26 加藤未渚実
1-1 09分44秒 名古屋 10 シンビーニャ
2-1 11分11秒 大阪 11 チアゴ
3-1 17分16秒 大阪 10 ヴィニシウス 第2PK
4-1 19分55秒 大阪 5 アルトゥ―ル  第2PK
5-1 23分27秒 大阪 26 加藤未渚実
6-1  24分01秒 大阪 10 ヴィニシウス
6-2 34分40秒 名古屋 11 セルジーニョ
6-3 35分47秒 名古屋 5 星龍太
7-3 39分40秒 大阪 2 柿原聡一朗
7-4 39分58秒 名古屋 10 シンビーニャ

 


2016年ゆるキャラグランプリ優勝のしんじょう君も会場に駆けつけた。高知県須崎市の新荘川で最後に目撃された二ホンカワウソ、および、須崎市の名物である鍋焼きラーメンをモチーフにしたマスコットキャラクター。

 

 

 


シュライカー大阪(以下大阪)のエース加藤選手が試合開始早々に先制ゴールを決め、チームは波に乗る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ヴィニシウス選手・アルトゥ―ル選手の第2PKにより前半で大阪は4-1と王者名古屋を引き離す。

 

 

 

 

 


試合終盤にゴレイロ・柿原聡一朗選手が(これまでチャンスがありつつもなかなか決まらなかったが、ついに)パワープレー返しに成功し、チームは1つになる。

 

 

 

大阪は王者名古屋オーシャンズ(以下名古屋)相手に再び勝ち点3を得る。
この重要なゲームに勝ち、名古屋との勝ち点差はついに11と広がった。
大阪は年をまたいで20試合負けなしとなった。


この日のMVPは加藤未渚実選手。2ゴール1アシストの活躍をみせる。

 

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤

 

以下は、木暮賢一郎監督佐藤亮選手の記者会見と質疑応答。

試合を振り返って。

木暮賢一郎監督
「あけましておめでとうございます。新年最初の非常に重要なゲームに勝利することができて非常にうれしく思っています。高知開催ということで子どもたちであったり、非常に大きな声援が僕たちの後押しになりました。昨日高知に入りましたが、非常にすばらしい機会を与えてくださった高知県サッカー協会であったり、すべての関係者に対する感謝の気持ちをここで伝えたいなと思います。フットサル普及含め、1位と2位の対決で、両チーム外国人選手がいて、フットサルの魅力が詰まった試合を高知でみなさんにみせることができたと思いますし、僕らとしてはホーム扱いのゲームだったので、その中で勝てたこともうれしく思っています」

佐藤亮選手
「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。監督からもあったように、Fリーグが高知ではじめて開催されるということで、そういった意味でも重要な意味を持つゲームであったと思いますし、もちろん順位争いをする上で、リーグ優勝に向けて、直接2位との対決でしたので非常に大きなゲームを勝利することができたのではないかなと思います。ゲーム中に僕ら選手も観客席からの声援がすごく力になりましたし、また明日明後日(イベントとゲーム)と高知での活動は続きますが、少しでもフットサルの魅力を伝えていければと思いますし、今日は観客の力を感じながら戦うことができました。また7日にゲームがありますので、切り替えて、しっかり準備したいと思います」

 

以下は質疑応答となる。

 

 

Q:どういったところをポイントに今日の試合はのぞみましたか? 試合の分け目になったものは?

木暮:年末年始で若干ゲームの期間が空きました。前回の記者会見でも言いましたが、11月12月とリーグのスケジュール的に非常にタイトでしたし、代表活動もあったので、コンディションを合わせることに時間を割くことが多かったです。そういう意味ではほんとうにいい時間を過ごせたといいますか、しっかりとフィジカル的にもコンディション調整ではなくて、このゲームに対して一番ピークを持ってくる激しいトレーニングをしました。自分たちのやるべきフットサル、そして、対戦相手をしっかりスカウティングして、今日どういうプレーをするか。10日間くらい、2日休みはありましたが、みっちりとトレーニングできました。そういう意味では勝ちにきました。引き分け、負けではなく、勝ちに、勝ち点差を広げに来ました。勝敗を分けたのはひと言でいうとミスだと思います。フットサルはもちろんミスがありますし、ミスをしない選手はいないです。ただ、細かいところでゲームの差がつくという話もしていました。前半のスコアのところでだけいくと、僕らは相手からゴールを奪った。僕らのメリットとしてはボールを奪ったというのがありました。名古屋からしたら、ゴール前の底辺の危険な位置でボールを奪われた。2回奪われて2ゴールになりましたし、5ファウルのところも、フットサルにはつきものですが、与えてはいけないところで2ファウルを与えて、スコアが動いたのも大きかったです。それはうまく相手のミスをつくことができたと思います。それはゲームの前にもミスは怖がってはいけないけれど、大きなミスをしたら負けるという話はしていましたので、そこがゲームの勝敗を分けたのかなと。ただ、今日は僕らはそのミスをつけましたが、今後僕たちがいつそういう状況になるかはわからないですから、優勝するためにはゲームを引き寄せるゲームコントロールであったり、ゲームマネジメントは引き続きしっかりやらないといけないのかなと思います。

Pivo!:昨年はプレーオフの関係で2部練習をした年末年始だったと思います。今年の年末年始に関してはどういったスケジュールでしたか?

木暮:年末年始に関しては選手の家族には寂しい思いをさせたかもしれませんが、元旦も大晦日も練習をしました。2部練習であったりとか。本来であれば、ゆっくりと家族と過ごしたり、日本式にいうと、しめであったり、新しい始まりなのでそういう時間をつくってあげられなくて申し訳ない気持ちがあったのは本音ではありますが、スケジュール的に今日、目標を達成するために大事なゲームがあるということで選手に対しても、オフはありましたが、31日と1日というとことで練習をするのはこういうシチエ―ションにいるからこそです。例えば、プレーオフにも行けないとかそういうことであればオフもあったと思いますが、そうではなくて今練習できるというのは、今僕たちは1位にいて、こういう重要なゲームが待っていて、そこで勝利することが自分たちの目標に近づくということである意味幸せといいますか、できることを喜びに思って戦っていこうという話をした中でしっかりとトレーニングはしました。

佐藤:年末年始はモチベーション高く、練習できることを幸せに感じながら取り組んでいました。選手スタッフは毎日顔を合わせているので、(家にいる家族とはなかなかゆっくりとした時間は過ごせませんでしたが)シュライカーファミリーとして気持ちをお互いに高め合うことはできました。

Pivo!:以前の名古屋との対戦で名古屋は監督や選手が変わってもチャンピオンの血が流れているという発言をされていましたが、そんな名古屋に今シーズン2勝することができました。その手応えについて教えてください。

木暮:僕らはまだシュライカー大阪の歴史でいえば、カップ戦の優勝はありますが、リーグ優勝はないですし、今1位にいても、歴史を変える段階にいる僕らと名古屋は選手や監督が変わっても9連覇をしているプライドとか勝者のメンタリティーはあると思っていますから、彼らの目はまだ死んでいないよと。今日の彼らは強い名古屋だよとそういう話をしたうえで、それ以上に僕らは飢えているんだよ。そこを食いにいくんだよという話はしました。それを上回るチャレンジ精神・モチベーション・気持ちを持っていけば必ず勝てるという話はしましたし、置かれているシチュエーションでいえば、恐らく、今日のゲームで怖がっていたのは、プレッシャーを感じていたのは名古屋ではないかなと。彼らは負けれないですから。僕らはそうではなくて、チャレンジャーとして立ち上がりからプレッシャーをかける。彼らにそういう圧力をかけることがより彼らをゲーム中にさらに怖がらせることができるのではないかなと。リスペクトをしたうえで僕らは食いにいかないといけない。試合前にそういう話をしました。

佐藤:僕たちはまだチャレンジャーで優勝はしていませんし、今日勝っても決まったわけでもないので、毎試合毎試合受け身になるのではなくて、優勝を目指すうえでのチャレンジャーとしての意識を持って選手は取り組んでいます。

Q:高知県のフットサルファンにメッセージをお願いします。

木暮:こういう機会をいただいて感謝していますし、うれしく思っています。実際にゲームが始まっても、会場の雰囲気や後押し、ホームの雰囲気をつくってくれたのも勝利の要因の1つだと思っています。6日にイベントがあったりとか、7日に神戸との試合もありますので、今日観てもらった方たちがおもしろいと思ってくれればまた来てくれると思いますし、今日は新聞やテレビでやると聞いています。次のゲームも僕らにとって重要なゲームなので今日以上にお客さんが来てくれたらうれしいですし、子どもたちであれば、この選手かっこういいな。とか。うまいな。とか感じてくれた人も少なからずいると思うので是非また来てもらって今日以上の声援をいただきたいですし、今日は知らなかったけど、名前覚えたとか。この選手を観にきたとかそういう思いで来てもらって、次も勝って高知とのつながりといいますか、この数日間の出会いによりまた交流できたりとか、新しいきっかけになれることを心から祈っています。本当に感謝しています。

佐藤:試合終盤にかけては特に子どもたちの声援が力になりましたし、また7日に試合がありますので日本のトップリーグの試合をまた高知のみなさんに観てもらいたいですし、一緒になって応援できるようなプレーをしますので、是非会場に来て声を出して応援していただければなと思います。

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