[Fリーグ2016/2017プレーオフFinal Round]ぺスカドーラ町田・金山友紀選手「強いブラジル人を相手に体の強さに勝つことは難しいと思うけど、彼らにない強さは町田にはあると思います」(2017/3/4)
SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 プレーオフFinal Round
シュライカー大阪 2-3 ぺスカドーラ町田
2017年3月3日(金) 岸和田市総合体育館 観客数:1,485人
[得点経過]
0-1 08分26秒 町田 6 本田真琉虎洲
0-2 11分51秒 町田 6 本田真琉虎洲
0-3 13分49秒 町田 11 室田祐希
1-3 24分41秒 大阪 5 アルトゥ―ル
2-3 27分31秒 大阪 18 田村友貴
ぺスカドーラ町田(以下町田)はプレーオフ2nd Round名古屋オーシャンズ戦に続いて、プレーオフFinal Roundにてシュライカー大阪(大阪)を3-2で破る。
レギュレーション上、引き分けで大阪は1位が決まり翌日の試合はなしという状況の中で町田はリーグでは1勝2敗の中、下馬評も覆しての歴史的勝利を飾り、明日へ望みをつないだ。
まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤
町田はイゴールを中心に前後半と大阪の猛攻を耐えぬく。
本田真琉虎洲の2ゴールが町田を勝利に導いた。
室田祐希はゴール後に親友である篠崎隆樹とトルネードジャンプのパフォーマンスをみせる。
ハーフタイムでは前田喜史氏(元フットサル日本代表・元カスカヴェウ・元名古屋オーシャンズ・元府中アスレティックFC・元ぺスカドーラ町田)が町田の(サポーターの)団長にインタビューをする。
以下は、岡山孝介監督と金山友紀選手の記者会見と質疑応答。
試合を振り返って。
岡山孝介監督
「お疲れ様です。予想はしていたのですが、本当にタフな試合になって、その中で最後まで集中を切らさずに戦ってくれた選手たちを本当に誇らしく思っています。また、出られない選手もそうですし、サポーターもそうですし、本当に盛り上げてくれて、ホームのような雰囲気をつくってくれたので、それが力になりました。ただ、明日もすぐに試合が控えているので、今日のことは忘れて、しっかり明日に備えていきたいと思います」
金山友紀選手
「今日の試合は、レギュレーション的に引き分けだと上がれないという中で、自分たちのほうがビハインドを背負った状態ということでしたが、先週もそのシチュエーションを乗り越えてここに来ているので、そういった経験を生かしたまま試合に入れました。最初のところで、本当にチームが1つになって、高いテンションで戦えたことは本当によかったと思います。ただ後半は修正しないといけない部分でもある思いますが、とにかく今日、引き分けてしまったら明日はなかったわけで、今日は絶対に勝たないといけないことを考えたら、いい試合ができたと思います。明日もそういったシチュエーションの中で、町田の勢いというか、チームの雰囲気、チームの集大成としてしっかりと頑張りたいと思います。ありがとうございました」
以下は金山友紀選手の個別インタビュー。
以下は今シーズンの町田と大阪の試合結果。
Pivo!:シュライカー大阪にリーグでは2回の大敗を喫していました。
SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 第9節
シュライカー大阪 5-3 ペスカドーラ町田
2016年8月10日(水) 大阪市中央体育館 観客数:1,864人
[得点経過]
1-0 00分22秒 大阪 12 小曽戸允哉
2-0 07分58秒 大阪 11 チアゴ
2-1 11分16秒 町田 3 森谷優太
3-1 13分19秒 大阪 11 チアゴ
3-2 16分54秒 町田 9 横江怜
4-2 19分17秒 大阪 10 ヴィニシウス ※第2PK
4-3 39分23秒 町田 7 金山友紀
5-3 39分51秒 大阪 11 チアゴ
SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 第21節
ペスカドーラ町田 4-8 シュライカー大阪
2016年11月23日(水・祝) 町田市立総合体育館 観客数:1,725人
[得点経過]
0-1 04分01秒 大阪 10 ヴィニシウス
0-2 08分43秒 大阪 5 アルトゥ―ル
0-3 22分10秒 大阪 11 チアゴ
1-3 22分59秒 町田 6 本田真琉虎洲
1-4 25分09秒 大阪 10 ヴィニシウス
2-4 25分58秒 町田 11 室田祐希
3-4 26分21秒 町田 2 日根野谷建
3-5 30分29秒 大阪 10 ヴィニシウス
3-6 31分51秒 大阪 5 アルトゥ―ル
3-7 34分54秒 大阪 11 チアゴ
3-8 37分14秒 大阪 10 ヴィニシウス ※第2PK
4-8 37分31秒 町田 13 中井健介
SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 第32節
ぺスカドーラ町田 5-2 シュライカー大阪
2017年2月12日(日) 町田市立総合体育館 観客数:2,181人
[得点経過]
0-1 11分22秒 大阪 5 アルトゥ―ル PK
1-1 16分00秒 町田 13 中井健介
2-1 19分09秒 町田 11 室田祐希
2-2 19分20秒 大阪 5 アルトゥ―ル 第2PK
3-2 27分27秒 町田 2 日根野谷建
4-2 33分25秒 町田 7 金山友紀
5-2 39分47秒 町田 10 森岡薫
金山:それでも、最後(32節・今シーズンリーグ3度目の戦い)に勝っていますし、プレーオフというのは全く別物だと思っているので。名古屋にしてもリーグ戦での対戦成績はよくなかったですが、プレーオフで勝っています。一番大事なことはリーグ終盤にかけてチームが仕上がってきている部分が大きいと思いますし、とにかく今までの勝っている勝っていないということではなく、一発勝負なので、そういうことは抜きにしての勝つか負けるかの試合だと思います。勝敗とか勝率はあまり関係ないと思います。
Pivo!:それよりも今ですね?
金山:はい。今ですね。
Pivo!:木暮監督が記者会見にて「前半の自分たちはおそらく、今シーズンで一番、出来が悪かった」と話されていました。金山選手が分析すると、前半後半、町田と大阪の出来はいかがでしたか?
金山:後半は大阪のほうが点も獲っていたし、勢いを取り戻していたと思いますが、やはり前半は町田のペースで進めることができました。それはやっぱり心理戦というか、勝たないといけないシチュエーションでもありました。怖かったのが町田が攻めに行ったところのカウンターです。奪われてアルトゥ―ルに決められたのもそうですが、ちょっと前掛かりになったところで相手は仕留めてくるというのは成功率が非常に高いチームなので、後半は苦しい時間帯でしたが、あれは勝つために必要でした。不用意なカウンターはしないという。あと1点決められたら、3-3で、終わり(レギュレーション上、大阪の勝利)なので。しんどい時間でしたけど、チームが1つになって勝ち取れたのは大きいと思います。相手は今日決めたかっただろうし、あと1点獲れば決まるというところだったので。そこを本当に町田が我慢できたのはプレーオフの流れというか、名古屋戦も2-0からパワープレーをやられて、2点返されたら負けるというシチュエ―ションを守り切って、3-0で勝った経験もしているので。明日もそういうシチュエ―ションに持っていかないといけないことを考えたら本当に耐えていた時間帯は明日につながると思います。大阪もいつでも点が入るというようなシチュエーションではなかったと思うので、嫌がっていた部分もあったと思うのでそういうところを引き続き明日出せればと思います。今日も失点しても崩れることはなかったですし、やばいなという雰囲気でもなかったですし、出てない選手、ベンチからも「落ち着け。落ち着け。大丈夫だから」という声も出ていたし、そういう声というのはこういった一発勝負の中では勝敗を分けていくと思います。
Pivo!:森岡選手が出れなくて急遽戦い方を変えた部分はありますか?
金山:そうですね。薫が戻ってくること前提でみんな戦っていたとは思いますが、それでも、うちにはジャッピーニャ(本田真琉虎洲)というピヴォもいますし、彼もコンディション上げて来ているので。大分・すみだ・名古屋と。今日出てないですけど、日根野谷であったり、新倉であったり、若い選手もいますから明日は総力戦になると思います。
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