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[第22回全日本フットサル選手権大会 準決勝]シュライカー大阪・木暮賢一郎監督「決勝はシュライカー大阪が持っているすべての武器を使って勝つためにやる以外ないです」(2017/3/19)

 

第22回全日本フットサル選手権大会 決勝ラウンド 準決勝
デウソン神戸(Fリーグ・兵庫県) 2-6 シュライカー大阪(Fリーグ・大阪府)
2017年3月19日(日) 国立代々木競技場第一体育館(東京都) 観客数:1,839人
[得点経過]
1-0 2分 大阪 11 チアゴ
2-0 9分 大阪 12 小曽戸允哉
2-1 11分 神戸 9 岡崎チアゴ
3-1 15分 大阪 5 アルトゥ―ル
4-1 15分 大阪 5 アルトゥ―ル
5-1 32分 大阪 11 チアゴ
6-1 32分 大阪 11 チアゴ
6-2 33分 神戸 88 稲田瑞穂

 

シュライカー大阪は全日本選手権においては木暮体制2シーズンベスト8止まりであった。
その中でリーグ1位・プレーオフ1位をとった3年目のシーズンにして決勝まで勝ち上がる。完全優勝を目指し、木暮監督はすべての武器・反骨精神という言葉を使いながら決勝への思い等を語った。

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤

 

以下は木暮賢一郎監督囲みインタビュー。

”シュライカー大阪が持っているすべての武器”

Pivo!:昨シーズンは引退する宮竹選手や森選手、退団する稲田選手であったり、若手の水上選手や堀内選手、復活を果たした奥田選手がいたりと総力戦で1次ラウンドを勝ち上がりながらも選手権はベスト8、2年連続ベスト8である中、リーグ1位、プレーオフ1位を取った中でのプレッシャーについて。

木暮:選手には2年間勝っていないので1試合目は大事だという話はしました。負けていい試合はない中、過去2回も勝つためにやった結果勝てなくて、勝ち負けはゲームにつきものです。ただ、1試合目勝てば行けるんじゃないかなと。そこは鬼門だったのかなと思います。モチベーションにおいて難しい大会であるのは全クラブ間違いないと思うので。リーグ・プレーオフが終わったあととか、引退・退団と各クラブ心情的には難しいですし、僕らもそうだと思っています。その中で、2回勝てました。起用に関しては肩書きではなく勝つために選手を使います。明日は何かをマネジメントをする必要はないのでシュライカー大阪が持っているすべての武器を使って勝つためにやる以外ないです。

”反骨精神”

Q:決勝で優勝して完全優勝に向けてどんな戦いをして勝ちたいですか?

木暮:相手のフウガのトーナメントの強さは選手時代に見ていますし、場所がら、アウェイのゲームになると思います。選手としては楽しめる。燃えるシチュエーションだと思います。もしかしたら多くの方は大阪が負けるところを見たいとか。フウガが勝つところを見たいとかそういう雰囲気にはなると思いますが、僕らは根底では反骨心というか、3年間、自分が来てから名古屋であるとか東京のチームであるとか日本代表がたくさんがいるチームとか、自分たちより上にいるようなチームを倒して自分たちのほうを向いてもらう反骨精神は僕自身持って、選手にも伝えてやってきました。そういう意味ではリーグのチャンピオンかもしれないですけど、そういうものを出しやすいシチュエ―ションだと思います。敵が多い中、喜べるシチエ―ションというのは僕らの持っている考え方からすると発揮はしやすい場だと思います。そういうゲームができたらと思います。

”外国人選手が若い選手にもたらす影響力”

Pivo!:ヴィニシウスが元々いて、次にアルトゥ―ル、今シーズンよりチアゴ。3人も外国人を要しています。経済面を含めてなかなか大変なことだと思います。

木暮:日本人で彼らほどお金をもらっていてもそれほど活躍していない選手もいるかもしれないので一概には・・・とは思います。クラブにお願いするにあたりなぜ外国人を呼ぶのかを伝えました。ただ勝ちたいからだけではないので。そこを含めて。1つは機能としてもありますが、若い選手をどれだけ輩出できるかというのを考えています。僕も海外に行きましたが、若い選手を引き上げるのは監督の仕事だと思いますが、もう1つはやはり自然と引き上がるチームかどうかが必要であって、勝ち負けにこだわらずに若い選手を使うのは楽ですよね。負けても責任はないですから。それは自力でつかんだわけではないと思います。もちろんチャンスは与えないといけないですが、常にそこは勝つために責任感を持って、出場機会をつかむ。もしくは期待をしてチャンスを与えられるかどうか。そういう状況をつくるにはいいベテランの選手とか見本になる選手がプロとしての姿勢。勝ちにこだわる姿勢。そういうことを見せれる選手がいなければ。監督が口でいうのは簡単ですが、僕が10やるよりも見本となる選手のプレーを間近で見たり、一緒にプレーしたりすることで監督がいうよりも早く吸収することもあると思います。今の日本人ができるかというと本当に一部の選手です。プレー面として。メンタル的なこととしては歳を重ねれば伝えられると思います。プレーで魅せるのが大事です。口でいうのは簡単なので。こちらが要求しているには勝つためにどういうプレーができるのか。クオリティーと実行するための質の高さは口ではなくて足と頭を使って体現できる。そういう選手が多ければ多いほど若い選手が伸びるので。そういう選手が少ないと監督の仕事は難しくなります。例えば、若い選手は意図的にアルトゥ―ルと(かつては)加藤とわざと組ませました。ブラジル人は要求が激しいですから。練習では負けたくない。ミスしたら怒る。もしかしたらそこは理不尽な要求をするかもしれない。そこで食らいついていく。そこで認めてもらう。そこでいいコンビネーションをつくるということは彼らのクオリティーを上げます。そういう環境づくりをするにはそういう選手を獲得したり植えつけるというのは日本人でそういうことのできる選手が10人いれば必要ないのかもしれませんが。残念ながら今の日本のフットサル界にはそこまでのメンタル、クオリティー、頭のよさを兼ね備えたクラブがあるかというとないです。あとは実際にFリーグの事情から、日本代表クラスの選手がスクールとかある程度基盤のある選手を引っ張って来るのは難しいです。イメージとして外国人の給料とか労力はあるかもしれませんが、僕個人の感覚でいくと日本人のクオリティーのある選手を大阪に引っ張って来るほうがはるかに難しいと思っています。彼らのコストパフォーマンスはすばらしいなと思います。

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