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[第22回全日本フットサル選手権大会 決勝]シュライカー大阪・水上洋人選手「グレさん(木暮監督)からプロとしての姿勢を学びました。個人的にはもっと多くの恩を返さないといけなかったです」(2017/3/23)

 

第22回全日本フットサル選手権大会 決勝ラウンド 決勝
フウガドールすみだ(Fリーグ・東京都) 2-7 シュライカー大阪(Fリーグ・大阪府)
2017年3月20日(月) 国立代々木競技場第一体育館(東京都) 観客数:3,228人
[得点経過]
1-0 2分 すみだ 14 西谷良介
2-0 3分 すみだ 6 宮崎暁
2-1 4分 大阪 5 アルトゥ―ル
2-2 10分 大阪 5 アルトゥ―ル
2-3 17分 大阪 5 アルトゥ―ル
2-4 23分 大阪 11 チアゴ
2-5 30分 大阪 11 チアゴ
2-6 38分 大阪 5  アルトゥ―ル
2-7 40分 大阪 11 チアゴ

 

 

 

 

 

3/8に公式で水上洋人選手の引退発表があった。
内容は以下。
「皆様にご報告があります。今シーズンをもちまして、現役引退を決意いたしました。シュライカー大阪のトップチームと契約して、3年間たくさんのことがありました。様々なものを犠牲にして、国を代表する、勝つ責任のあるチームで、プレーできたこと、たくさんの人が応援してくれたこと、私自身、本当に幸せでした。この決断に後悔はありません。
たくさんのご声援本当にありがとうございました」

3/9の練習後に小曽戸選手は水上選手の引退について以下のように話してくれた。
ひろとはあれだけ若くて才能があって、もったいないという気持ちしかないですけど、そういう若くて才能ある選手がフットサルに進めない現状をやはり自分たちが変えていかないといけない現状はあると思いますし、よりよく選手が何がなんでもFリーグでプレーしたい。シュライカー大阪でプレーしたいというふうになっていかないとこれから先若い選手がFリーグにチャレンジしないとか。Fリーグから離れてしまってはレベルも下がってしまうのでそういう環境づくりという意味で、上の年代が結果とともに頑張っていかないといけないと思うので、1選手ですけど、重く受け止めないといけないことなのかなとすごく感じます

木暮監督は以下のように話してくれた。
「来季の構想にももちろん入っていました。僕が聞いたのはリーグ1位が決まったことですが、本人が考えたことです。
プロでもアマチュアでもモチベーションが1番です。やりたいのか。戦いたいのか。チャレンジしたいのか。競争したいのか。そこがなかったら選手としてピッチには立てないです。僕は彼に対しては高校生の頃からUー23に呼びました。すごくセンスがあってポテンシャルと才能があって、とても期待をしていました。1指導者としては彼を育てきれなかったのは悔いというか、自分の力不足を感じます。彼に戦う喜びとか、日本代表に選ばれるとか成長曲線を持っていけなかったことに悔いを感じます。ただ、決断は尊重します。今の話と相反することをいえば、このスポーツにかける思いがないとまずはスタートラインには立てないです。彼がそういう決断をしたということはまず覚悟というか、そういう状況ではないから引退したわけで。ただ、そうなる前に引き上げるようにしていたら、違う決断をしたかもしれません。それはタラレバですが」

まとめ◆デジタルピヴォ! 古澤

以下は大会優勝・シュライカー大阪・水上 洋人選手個別インタビュー。

Pivo!:2つのタイトルを取って。

水上:非常にうれしく思います。現役引退のラストシーズンに2冠を達成できたことは本当に幸せなことです。家族をはじめ、ファンサポーターの皆様、チーム関係者の皆様、そして友人、仲間、すべての人に感謝しています。そしてみんなにもおめでとうと伝えたいです。

Pivo!:引退をする決め手となったのは?

水上:引退についてはシーズン前から考えていました。その中でかなり悩みました。クラブに引退を伝えたのは1月の末です。そこからの残りのシーズンはかなりつらいものになりましたが、家族や大学の友人には本当に助けてもらいました。感謝しています。もちろん自分を信じれなかったわけではありません。続けたかったのが本音です。引退の決め手としては将来の生活への不安です。そこが1番の理由です。それでも、たくさんの人のおかげで大学生とフットサル選手を3年間両立できた事実は変わりませんし、未来の選手たちにもプレーで両立できることを示すことができたと思っています。この決断に後悔はありません。そのことは自分の1番の誇りです。

Pivo!:不安とは経済的なことも含めてでしょうか? 今後については?

水上:そうですね。本当にみなさんの助けが必要なリーグです。リーグも変わらないといけないし、各クラブも変わらないといけないです。それは間違いないです。これからのことはまだわかりません。次4年生なので就活をしながらやりたいことを見つけていこうと思います。でも、サッカーもフットサルからも、離れるつもりはありません。常に僕の近くに居続けますし、変わらずかかわっていきたいと考えています。

Pivo!:木暮監督から教わったことで特に印象に残っていることは?

水上:グレさんには本当に感謝しています。フットサルを始めたてのときにはオフザボールの動きについて綿密に教えてくれました。本当に多くのものを僕に与えてくれました。また同じクラブで仕事をするようになってからはプロとしての姿勢を学びました。何をいわれても本当に説得力がありますから。グレさんが取っていないタイトルはワールドカップだけですからね。クラブの一員として2冠を達成し、クラブとしては恩返しできましたけど、個人的にはもっと多くの恩を返さないといけなかったです。そういう意味では申し訳ない気持ちでいっぱいです。

(残り 1124文字/全文: 3418文字)

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