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無料記事:負けたって府中・皆本劇場は全開だぁ~!![Fリーグ第1節](2017/6/12)

縦を見せてカットインする皆本晃。左はこの試合両チーム唯一のゴールを決めた名古屋の♯18齋藤功一。

 

DUARIG Fリーグ2017/2018 第1節
名古屋オーシャンズ 1-0 府中アスレティックFC
2017年6月11日(日) 国立代々木競技場第一体育館 観客数:2,018人
[得点経過]
1-0 33分00秒 名古屋 18 齋藤功一

 

一番になりたい!

“試合を振り返って”までは穏やかな会見だった。しかし、質疑応答に移り、質問者が“皆本選手は、ここに入ってくるときにすごく悔しそうな顔をしてたが”と振ったとたん、皆本劇場にスイッチが入ったか、そこから“一番になりたい!”節がさく裂したのだった。日本人とは思えないメンタリティーだし愛すべきキャラクターなのだが、果たしてこれが試合直後の記者会見にふさわしいかどうか。ま、おもしろいからいいけど。それが僕の本音です!

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

▪️試合を振り返って
谷本俊介監督
「お疲れ様です。11年目が開幕して今日大勢のお客さんが来てくれましたし、また、abemaTVのほうから非常にたくさんの人がFリーグを観てくださってるということで、そういったすばらしい環境の中で今日戦えたってことは幸せに感じます。
ただ、ゲームに関しては非常にいいゲームをしたと思いますが、それは観ているお客さんにとっては緊張感のある緊迫したいいゲームだったかもしれませんけど、僕らにとっては勝てなければそれはいいゲームだったとはいえませんので、その部分で非常に悔しい思いのほうが先行してるかなと思ってます。で、まあ、勝敗を分けた部分に関してはもうホントに瞬間的な部分での差が、特にゴール前の局面でああいうミスとか、もしくは逆に自分たちが決めれるシーンで決めれないとか、そういったことっていうのは、ある意味、どっちに転ぶかわからないシチュエーションだと思うんで。そういったところを確実にものにしていくためにはやはり日々のトレーニングの重要性というか、そこが改めて重要なんじゃないかなというふうに。もっともっとゴールを獲るというふうにこだわる、逆に獲らせないことにこだわってやっていかなければ、やはりああいう場面での失点というのは減らないでしょうし、逆にうちには点が転がってこないのかなと。特に均衡した試合はですね、こういう互角の勝負になってくると、そうなってくるのかなと思います。
ま、選手たちにはさっき伝えたんですけども、まだ32試合あるからとか、そういうふうな思いで今日の負けを軽んじてほしくないというふうな話をしました。1試合1試合がホントに決勝戦のつもりで戦っていかなければ成長もないでしょうし、当然、優勝もないと思ってますんで。なので、次のゲーム、絶対必ず勝つっていうふうな思いを持って臨みたいと思います」

皆本晃キャプテン
「ま、今日、監督がいったようにテレビ放送もabemaTVさんとかJ SPORTSさんとか入ったり、お客さんも来ていただいて。そういうお客さんにとってはすばらしいゲームができたんじゃないかと胸を張っています。ま、ただ、僕たちここでこういう小さな差なんですけど、この小さな差が詰め切れない大きな差でもあるのかなと。これはサッカー、フットサル、得点を獲る競技のホントにちょっとしたところの差っていうのはもうずっとかかえていかなきゃいけないし、ここを乗り越えていかない限り次のステップはないのかなと思っているので。ま、これはいい教訓というか。ずっと教訓を受け続けてるんですけど、これは1日で変わる問題ではないです。長い長い積み重ねで変わっていくものだと思ってますし。こういうゲームを獲ること、たくさんできることで経験値が上がるというか、勝者になれると思うので。ま、そこを僕たちみんなで共有できてるので、共有できた中で僕たち点を獲るチャンスはたくさんあったと思いますし、相手にもチャンスはあったし。そこでどうするかっていう。これはもう戦術どうこうというよりも個人だったりチームだったりチームの文化だったり、こういうところで全員が乗り越えていかなきゃいけない大きな壁だと思うので。そこを乗り越えた先に僕たちチャンピオンの道も見えてくると思うので。決して彼らに僕たち劣っているとは思ってないので。大阪とかを含めてそうだと思いますので。この自分たちの中にある大きな壁を越えていきたいなと。今シーズンをそれを越える1年にしたいなと思ってます」

▪️質疑応答
Q 皆本選手は、ここに入ってくるときにすごく悔しそうな顔をしてたと思うが、 プレーオフのあと今日名古屋と対決したわけだが、ここで敗れたことへの思いというものは。

皆本 チームとしてすばらしいゲームができてたと思います。五分五分のゲームだったと多分皆さんも思ったと思います。最後、勝負を分けるところは自分があそこで決めていかない限り次のステップに自分自身が進めないのかなと。最近というか、プレーオフから、昨シーズンの終わりから、全日本選手権を通して感じます。ただ、今日の試合で一番相手に脅威を与えていたのは間違いなく僕だったと思いますし。皆さん多分感じたと思いますし。名古屋の選手の中でも多分僕が一番いい選手だと思ってると思います。ただ、点を獲らない限りは結局僕はずっとこのリーグの中でいい選手どまり、リーグ屈指の選手どまり、じゃなくて、リーグの一番になるということに対して突破をできない部分、こういうゲームでチャンスありましたし、自分自身何度もチャンスつくりましたし、そこを決めきれない限りホントにナンバーワンになれないというところをすごく痛感してます。僕はこのまま終わりたくないですし。Fリーグの中ではいい選手のほうだとは思いますけど、そんなこと僕うれしくもなんとも思わないし。ホントに一番になりたいから。そういう意味で、やっぱ、それを証明するゲームが何度もあるのに、自分がそこに対して惜しいところで止まってしまうっていうのがどうしても悔しいし。ま、なんとしてもこの1年で越えたいなと思うし、ま、見ててほしいなと思います。

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