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無料記事:「終盤で完成するイメージ」(須賀監督)のすみだを支えるのはこの2人の若手かも!?[Fリーグ第3節](2017/6/27)

会見で選手の健闘をたたえる須賀監督と諸江キャプテン。チームは勝ち点4で5位につけている。

 

DUARIG Fリーグ2017/2018 第3節
フウガドールすみだ 3-3 シュライカー大阪
2017年6月25日(土) 小田原アリーナ 観客数:804人
[得点経過]
1-0 02分03秒 すみだ 4 諸江剣語
1-1 04分12秒 大阪 10 ヴィニシウス
2-1 09分46秒 すみだ 77 ボラ
2-2 10分47秒 大阪 11 チアゴ ※PK 
3-2 33分08秒 すみだ 5 岡村康平
3-3 38分09秒 大阪 10 ヴィニシウス

 

冷静さと強気を併せ持つ若手たち

昨シーズン、すみだは、第4節の初戦こそ3-2で勝利したが、その後は超攻撃的な大阪の前に、第15節3-9、第26節2-5と大敗を喫している。ただ今季、やられっぱなしでいるわけはなく、キャップテンの諸江が種明かししたとおり大阪の司令塔アルトゥールからチアゴへのピヴォ当てのインターセプトが試合の鍵を握っていたといっていい。全チームの徹底マークに遭う中で大阪の連覇は可能なのか、興味深いところだ。

それはさておき、勝敗の行方とは関係なしに、僕にとって一番印象深かったのは、「各チームを代表してきた選手たちが集まってきた」(須賀監督)チームを相手にすみだの若手、丹羽と中田の2人がひるむことなく戦ったことだった。この2人に関してはこの後、須賀監督がプレーの特徴と評価を語ってくれているので楽しみにしていただくとして、何がすごいって、23番丹羽の、相手ゴール前にドリブルで突っかけていって、相手の嫌がるパスを再三繰り出していたことだった。その結果、狭いすき間を突くためにディフェンスに引っかかってしまい、パスミスを頻発しているように見えるが、そうではなく、攻撃的なパスを繰り出した故のこと。すみだはベテラン中心で戦った昨シーズン、序盤で快進撃を見せたものの終盤に息切れした。だが、若手を多く起用している今シーズンは「終盤で完成するイメージ」と須賀監督は開幕を前に語っている。その終盤にチームを支えるのは、間違いなくこの若手2人なのではないか。パッシャーンの移籍を忘れさせてくれるくらい冷静さと強気を併せ持つ若手の登場だ。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

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